- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344032149
作品紹介・あらすじ
同族会社の少数株は凍りつき、放置されている。「俺がそいつを解凍してやる」伝説のバブルの英雄が叫び、友人の弁護士が手を組んだ。そして、日本解凍が始まった!株を自由に売り買いされない法律をいいことに、やりたい放題のオーナー経営者。圧倒的な理不尽に追いやられる、少数株主を救済する-。
感想・レビュー・書評
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どこか(忘れた!)の書評から読んだ本。
キンチョーの会社は非上場なのねと改めて認識。調べると結構有名な判例らしい。
相続と税という観点では参考になります。
知らない世界を覗き見た感じです。
でも最近はアマゾンジャパンみたく合同会社という形態もとれるので、「合同会社」という題名で執筆してほしいです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ある書評で「おもしろい!」
と評価されていたので読んでみた。
株式のことをよく知らない私ですが
非上場株の話(基本的に売買できない、値段が不明確、株主を会社が選ぶ、裁判になった時に値段を裁判所が決めるなど…)は、めちゃくちゃおもしろくて勉強になった!
なんだけど…
後半の話がもう~ヒドイ!
なぜここでおっさんの恋愛話を絡めるのか…
いや、おっさんの恋愛を否定しているんじゃないのよ~
その恋愛が大事件になったり
どんでん返しになったりしたら面白いんだけど
もうなんか読んでたら気恥ずかしい失楽園ぽい感じで…
経済小説に徹底してもらえたらよかったな~。
って、この小説って「すげ~男がいたよ!」って自慢話? -
・非上場企業の株主の話
・非上場企業の株式は市場で取引できず、流動性が低い。ガバナンスは低く少数株主に不利益となっている事があるのを学んだ
・高野と紫乃さんが惹かれ合う場面に共感できなかった。
・高野は妻を顧みず、紫乃との関係を持った。結果として紫乃は高野の意思を継いだ。恋心がそうさせた。紫乃には表情が見えるし、好感が持てる
・高野は妻を愛する一面もありながら、他の女性とも関係を持ち、少数株主への救済に情熱をかけた。高野という人間に一貫性が感じられず表情が見えない。
・小説としては面白くはなかった
きっかけ:コツログを読み、節税への興味から
読了日:2020/07/11 -
非上場株式を所有しているデメリットやオーナー会社ならではの負の面など少数株主のことを学ぶには最適な教科書。すらすらと読めて、一気に学べる。
しかし、非上場株にまったく興味がない人が読む小説としては、ほとんど楽しめないかもしれない。教科書的内容は前半部分のみ。それ以降はおじいさんとおばあさんのエロ話。「そんなこともあるんだろうなぁ」と理解できるが、読んでいてぜんぜんワクワクしない。
それにやたらと名著の引用が多いが、読みにくくなるだけでほとんど有効に働いていない。
著者の本業は弁護士。なるほど文章の上手い素人が書いた小説といえる。 -
最後は駆け足的に話が進んでしまったのがいまひとつな感じ。もっとエラボレートして欲しかったし、恋愛の部分は流れが不自然。高野や紫乃に感情投入ができなかったのは何故だろう。
小説としては話の展開やキャラの設定が物足りなかったが、非上場企業の少数株主について勉強になった。 -
最初は面白かったが最後はつまらない。
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先週参加したセミナーで紹介されていたので読んでみた。
株式会社についての基礎知識がない方には少し難しい内容である。
大相続時代がやってくる中で、少数株主の問題は少なからず出てくるだろう。
自社株式の評価方法(純資産価額、類似業種、配当還元)についての知識や相続における遺留分、信託の活用など
実務に即した勉強と知識のブラッシュアップが必要である。
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著者の年齢を感じさせる内容も
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あまりにも、少数株主の話題に特化しすぎて、話の広がりがなかった、、、