幸いをいただきまして このひとときを大切に

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (116ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344038127

作品紹介・あらすじ

奈良・金峯山寺1300年の歴史で2人目となる大峯千日回峰行を満行した著者による写文集。
苦しいことを乗り越え人生をより豊かに生きるためのこころの在り方を、写真と文章であらわす。

山を歩いているときに思いました。
今はわからなくても、ただまっすぐに前を見つめて
日々のことをおろそかにしなければ、
いずれ何かの光が見えてきます。
すべては今日の自分の心から始まります。
一日一日の積み重ねが自分の人生を切り開きます。
その人生の主役は他ならぬ自分自身です。

今よりももう一段上へと、
命ある限り努力をしてみようと思う心が大事です。
歯を食いしばって努力をし続ける先に、
1ミリとか0.5ミリのちいさな変化があります。
そうやって、自分の器が少しずつ大きくなってきます。


【目次】
第一章 歩き続けると見えてくる ~第一歩はみな初心

第二章 人生は信仰 ~恨まず、嫌わず、寛怒する

第三章 心をこめて生きる ~人間関係こそ最大の修行

第四章 すべてはあなたから始まり、あなたにかえる ~あせらない、憎まない、ねたまない

感想・レビュー・書評

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  • <東北の本棚>荒行通して得た気付き | 河北新報オンラインニュース / ONLINE NEWS
    https://kahoku.news/articles/20211128khn000006.html

    幸いをいただきまして このひとときを大切に | 株式会社 幻冬舎
    https://www.gentosha.co.jp/book/b13722.html

  • 疲れている時、
    悔やんでいる時、
    心が荒れている時、
    少し前を向きたい時、
    少し頭を上げたい時、
    寝る前に、
    朝起きた時に、
    気持ちをととのえるきっかけを得られる。
    心を落ち着けることができると思います。

  • 2021年6月13日読了。

    毎朝目を覚ますたびに
    生まれ変わった気持ちで
    熱い情熱を持ってスタートする。
    過去はどんなに振り返っても戻ってこない。
    すべてを忘れて捨てて
    また新たな情熱をもち精一杯生きる。
    この前向きな気持ちが道を開く。
    この一瞬を永遠と思い、
    一期一会のご縁や出会いに感謝して、
    今日もあるがままに淡々と。

    感情的にならず、
    一呼吸おいて、
    自分とまわりの
    幸せを考えながら、
    縁をうかがい
    機をうかがいながら
    少しずつ前に進めていく。
    そういう寛容さと細やかさを
    兼ね備えた、
    落ち着いた人生を、
    送っていただきたいと
    思うのです。

    どんなことがあっても、
    人を恨まず、嫌わず、広い心で許す。
    この寛恕の心がまわりまわって、
    穏やかな心となって人生にかえってきます。

    心のこもった気遣いができる人は、
    単に自分の思いを相手に押し付けるのではなくて、
    その人が何をしようとしているのか、
    自分に何を望んでいるのかを、
    聞かなくて感じとって、
    さりげなく表現できます。
    これが気遣いの極意だと思います。

    自分が正しいからといって、
    強さが先行して優しさに欠けたり、
    心配りが足りなかったりすると、
    陰で涙を流す人がいたりします。
    ちょっとしたさじ加減で、
    微妙に変化する人生の料理は、
    方程式のように毎回同じとはいきません。

  • 大峯山
    千日

  • 千日回峰行をやり遂げた人だから、きっと超人的な精神力と体力を持った人なんだろう。
    そんな人でも「ぼちぼち」という考え方を持っていることに驚いた。やっぱり人間だからそれもないと
    こころが壊れてしまうんだろうな。

    結局ひとは追い込まれないと本来の力を出さない。土壇場に追い込まれて初めて反省する。
    偉業を成し遂げた人でもそうなんだ。
    人生とはなんなのか、生きるとはなんなのか、
    わからないことばかりだが、わかっていることは
    気づいた時には人生は始まっていて、それも終わりに近づいているということ。

    ダメだダメだと嘆いていても仕方ない。
    ダメな時は仕切り直して、再挑戦あるのみか。
    単純だけど、やっぱりすごい人だな。

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著者プロフィール

大行満大阿闍梨、福聚山慈眼寺住職

「2023年 『明治神宮100年の森で未来を語る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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