風間八宏の戦術バイブル サッカーを「フォーメーション」で語るな

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 104
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344038387

作品紹介・あらすじ

センターバックを見れば、サッカーがわかる。
従来の価値観をひっくり返す、目からウロコの、超画期的戦術論!
風間八宏が「初めて」自身の戦術論を開陳!
・「場所を攻撃するな。人を攻撃しろ」
・センターバックを攻撃する4つの方法
・世界最高のCFレバンドフスキの駆け引き
・ビルドアップのポイントは、相手を「囲む」こと
・「狭い箱」で囲むバルセロナと、「大きい箱」で囲むリバプールの違い
・バイエルンの必勝法は「大きな円」
・メッシはなぜ、試合中に「歩いている」のか
・守備の原則は「止まる・狙う・奪う」

感想・レビュー・書評

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  • 面白い。
    目から鱗とは、このこと。

    攻めるのはスペースではなく、相手のセンターバックである。
    ビルドアップとは、相手を囲むことである。

    戦術とは何か。
    4-3-3や3-5-2とかのフォーメーション論。あるいは、それよりもう少し一般化した5レーン理論。
    その辺りはよく耳にするけれど、風間さんのロジックは、さらに一般化した考え方。そして、それを机上の空論ではなく、現場レベルにまで落とし込めているのが、すごい。
    なぜ、あのゴールは生まれたのか。個人では何を、グループでは何を、チームでは何をやったのか。それを、自身の指導してきたフロンターレやグランパスはもちろん、ドルトムントやチェルシーなどの実例を挙げながら説明してくれるので、イメージしやすい。

    サッカーの選手や指導者でなくても、読めばサッカー観戦が楽しくなるし、メンター論や組織論としても興味深い。

  • やっぱり基本は「自分が完全にやる」こと。
    風間論の中心である「止める、蹴る」を戦術的に膨らませた一冊。システム論に走らず「箱」の表現が風間さんぽい。サッカーを観るポイントま挙げられてて、やっぱり分かりやすかった。
    やっぱりサッカーの基本は一人一人がちゃんとやること。集団に隠れず全員が戦う。
    センターバックへの攻撃は、すぐにやろう。

  • 20230122読了

  •  サッカーで大事なのは、4-4-2とか4-3-3とかのフォーメーションでは無くて、それ以上に鍵となる個人技術、チーム技術を教えてくれている。
     それらが、外国でトレンドになっている理論の真似では無くて、著者自ら考えて発信している事なのが、とても素晴らしい。
     フロンターレを常勝チームにした理論的裏付けがこれだったのかと感心した。ぜひ日本全体のサッカーの発展に関わって欲しいです。

  • プレミアリーグやブンデスの試合を見始めたタイミングで風間さんの戦術解説は面白くわかりやすかった。

    選手、チームをピックアップしているので、試合観戦しながらまた読み返したい。

    レバンドフスキのゴール前の動きを良く見るようになり凄さがわかった。

  • 視点が違う!勉強になる!

  • 書評はブログに書きました。
    https://dark-pla.net/?p=2680

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著者プロフィール

1961年10月16日、静岡県生まれ。清水商業高校時代に日本ユース代表として79年のワールドユースに出場。筑波大学在学時に日本代表に選出される。卒業後、ドイツのレバークーゼン、レムシャイトなどで5年間プレーし、89年にマツダ(現サンフレッチェ広島)に加入。日本人選手Jリーグ初ゴールを記録。1stステージ優勝にも貢献。97年に引退後は桐蔭横浜大学サッカー部、筑波大学蹴球部、川崎フロンターレ、名古屋グランパスの監督を歴任。サッカークラブ「トラウムトレーニング」の代表を務めるなど、独特の技術論とメソッドでサッカー選手が楽しく伸びる指導に心血を注ぐ。2021年よりセレッソ大阪アカデミーの技術委員長を務める。

「2022年 『サッカー外す解剖図鑑』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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