改革のカリスマ直伝! 15歳からのリーダー養成講座

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 210
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344040229

作品紹介・あらすじ

結果を出せるリーダーになるための「基本の〈き〉」を身に付ける。初めて部下を持つ人・チームを率いる人必読!人はどうしたら動いてくれるのか。迷ったときは、どう決断したらいいのか。メンバーの対立はどう解消したらいいのか。言いたいことはどうしたら伝わるのか。数々の大胆な学校改革を実現し、教育関係者だけでなく、経営者やビジネスパーソンからもその手腕が注目されるカリスマ校長・工藤勇一氏。工藤校長が、生徒たちに自ら「リーダーシップの基本」を講義した全8回の特別授業がついに本になりました。(目次)第1回 人は簡単には動いてくれない第2回 「それって本当か?」と問い続ける第3回 失敗の原因は「目標の立て方」にある第4回 いいアイデアを生み出す技術第5回 情報のファクト・チェック!第6回 人を生かす技術第7回 対立を解決する対話の方法第8回 心を揺さぶる言葉の選び方

感想・レビュー・書評

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  • 箇条書き

    感情の対立はタチが悪い。
    前向きな話ができなくなる。
    人は動かないものだ。

    嫌いな人
    嫌いな理由を挙げると、傾向が見えてくる。

    ①自分がこだわっているところ
    (時間を守るようにしてるとか)
    ②自分にもその傾向がある
    (嫌だと思う部分)

    ブレスト
    付箋とホワイトボードでできる
    沢山の意見を出して、KJ法でグループ化していく。


    チーム運営
    ①参加者全員を当事者にする
    ②参加者全員が最上位目標で合意する
    ③参加者全員で実現する手段を考える

    情報の発信する意図を考える

    日本語で書かれたのウェブサイトは全体の2.4%しかない。

  • リーダーシップは特別な能力ではない。

    誰もが持つべきマインドである。

    多数決ではなく、全員が納得できる目標を。誰一人置き去りにしない。リーダーは、スピーチフルであれ。

  • 15歳に限らず大学生や社会人になりたての人などあらゆる人に読んでほしい本だった。
    著者が中学高校の校長ということで出てくるエピソードが学校生活にまつわるものばかりであり、しかもその語り口も15歳の方達に向けたものになっているためどの年齢層の人が読んでも理解できる内容になっている。
    ブレストやKJ法、アサーティブコミュニケーションや共感力などさまざまなテクニックに触れることで今後より学びを深めていくための第一歩としても使える。
    15歳の方が読むならこの本の著者ように悩んでいる人に手を差し伸べている方がいることを知ってほしい。また、この本に書かれていることを実践してみてこの本の内容を理解するだけでは実際にはうまくいかないので、これをベースに自分なりの試行錯誤が必要だということを経験してほしい。
    「リーダー養成」というタイトルが付いているが、リーダーを目指さない方も読むことで自分のチームのリーダーのリーダーシップを高めることができると思う。

  • 会社の先輩に勧められて読みましたが、非常にためになる一冊でした。よくある「〜のテクニック100」のようなHOWTO本ではなく、それぞれの章ごとに目的、具体例を含めた解説が、わかりやすく書かれており、実際に講義を受けているような感覚で読めました。

  • 宿題や定期テストを廃止した校長先生の著書。新聞広告で気になって借りた。3分の1くらい過ぎてから途端に面白くなった。目的のところや制服、最後のスピーチまで一気に読んだ。

    以下メモ
    ●チームが機能しない真因は「人は簡単には動いてくれない」という当たり前のことを考えない「人に動いてもらう努力を怠っているリーダー」にある。
    ●クリティカルシンキングは「本質を見抜く力」「吟味的思考力」「分析的思考力」と捉えられる。すぐに結論を出さない。それって本当か?と疑い続ける。
    ●自分の嫌いなところや欠点は、自分がたまたまこだわってるから気になっているだけ。他の人にもよくある普通なことが多い。
    ●脳のくせ、無意識は書き換えられる。
    ●ポジティブな言葉を口に出し自分の脳に伝える。こだわりに執着しない。自分を書き換える、という経験をするかしないか。できるかできないか、ではなくてするかしないか。
    ●正しい議論のすすめかたは「目的について」話し合うこと。本質。チームを率いる時に最も優先すべきこと。レストランを開業する時にコンセプト決めずにメニューは決めない。
    ●体育祭はなんのためにやるのか、を考える発想自体が湧き出ないことが多い。全員がOKと言える目標を探し出すこと。全員OKでないということは、反対する人が我慢をするということ。誰ひとり置き去りにしないリーダー。
    ●生徒が楽しめれば来場者はどうでもいいと考えている文化祭はやる必要はない。実行委員が「生徒が主役の文化祭」のようなスローガンを立てていたら、目的はなんだ?と本質的な問いかけをして軌道修正をさせる
    ●メンバー全員を当事者に変えること。がリーダー。
    ●どの案に決定しても全員がOKなら多数決はやって良い
    ●リーダーの上の人が失敗を許さないタイプの場合は、事前に上の人に伝えて了承をもらっておく。今はこういう状況でこういう計画で行こうと思う。こういう点が心配。課題を洗い出す意味で一度トライする。
    ●どうしたの?君はどうしたいの?何か私に手伝えることはある?
    ●自分の真意が伝わらないのは、相手が理解できないからではない。伝わらない言い方をしている自分に問題がありそうだ。と考えること→どうやったら伝わるだろうか。と戦略を練ること

  • 15歳からの、とあるが、大人が読んでも学ぶべきところはとても多い。最後の方に収録されていた卒業式での中3の子のスピーチには感動した。リーダーにとって大切なことは「チーム全員を当事者にすること(決定形や権限を委ねること)、チーム全員が最上位の目標で合意すること、チーム全員で、目標を実現する手段を決めてもらうこと」「対立は3つに分けて考える 感情の対立 考え方の対立利害の対立←本当に解決しなくてはいけないのはコレ!関係者、対立を解決する『当事者』に変える。ここでも、合言葉は『全員がオーケー!』『誰1人置き去りにしない。』」「自立した個人で成り立つ社会で求められるのは、『人気者リーダー』でも、『力でぐいぐいと引っ張るリーダー』でも『自分を犠牲にする献身的なリーダー』でもありません。(中略)クリティカルシンキングができ、他者を尊重でき、対立の解消に向けて動くことができる。」

  • 子どもたちや会社の若手に読んでもらいたい本
    意見や考え方の異なる仲間やメンバーとどう成し遂げていくかの経験を是非積んでもらいたい

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  • 「リーダーに必要なことは能力ではなく技術であり、誰しもがリーダーになれる」という言葉通りの内容でした。
    技術も難しいことを書いているわけではなく、いかに日々の中でそれを意識するかです。

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著者プロフィール

【工藤 勇一】(くどう・ゆういち)
 横浜創英中学・高等学校長・堀井学園理事/前東京都千代田区立麹町中学校長 1960年山形県生まれ。東京理科大学理学部応用数学科卒。山形県中学校教諭、東京都中学校教諭、目黒区教委、新宿区教委等を経て2014年4月より2020年3月末まで千代田区立麹町中学校長。2020年4月より現職。麹町中での教育改革を加速させ、横浜創英中で2022年4月より中高一貫6年制の「サイエンスコース」を立ち上げる。社会で活躍するさまざまな人を学校とつなぎ、「社会に貢献する科学」を創出する新しい時代の学びを構築する。内閣府の教育再生実行会議(2021年9月に第12次提言を出し終了。後継会議が設置予定)委員。

「2023年 『社会を変える学校、学校を変える社会』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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