魔女のあとおし

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 294
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344041011

感想・レビュー・書評

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  • 田中桃子、35歳、看護師。
    人よりも勉強ができなくて、運動ができなくて可愛くないと思っている、こんな自分がキライ。
    いい人であることが自分を守ることだと…。
    そんな桃子が魔女にあとおしされる夢を見る。

    ときめくスカートに出会えて勇気を出して買ってはいてみる。
    自分のためにたまには料理してみる。
    心が安らぐ素敵な場所を見つける。
    背筋を伸ばして、自信をもって仕事する。
    あきらめないで、夢を持ち挑戦する。
    思い出の料理を増やしていく。

    夢のなかで、導いてくれた可愛い魔女とねこは、桃子が小学生の頃に描いた絵なのかもしれない…。


    優しい人は強い人、人に引け目なんて感じなくてもいいくらい素敵な人。(ネコ集会の女王ネコに言われたことば)こんなこと言われたら泣くでしょ。

    入院中の加藤さんが外出で家族と水族館へ行き奥さんと2人になったところでも泣けた。


    わたしはわたしを好きになりたい。
    そんなときこのコミック本は最適。
    とても癒される絵で、心に沁みる内容だった。
    誰だって、魔法を使いたいって思うときはある。
    可愛い魔女にちょっとあとおしされれば、勇気をもらえるかもしれない。
    夢を見た気分で、ちょっと一歩踏み出してみよう。

  • 「いい人であることで自分を守る」田中桃子。のっけから切ないですね。そんな桃子の夢(?)の中に、「あとおし」をする魔女が現れた! いきなり不思議な世界に引っ張り込むけれど、美味しいものと「あとおし」の言葉をくれるのです。桃子よりずーっと年をとっている私も、ハッとする言葉、アクションを起こす気持ちをもらいました!

  • 「いちばん大切なわたしに 今日も小さなご褒美を読む栄養剤と評判の高い著者による、可愛くて心が軽くなるオールカラーコミック看護師として働く田中桃子の前に現れた、関西弁の小さな魔女。落ち込んだ帰り道にはカフェオレとチョコレートをご馳走してくれて、疲れた日には森で一緒にシチューづくり。仕事に悩む夜は、ココアとドーナツを持って星空を見に行く。懐かしい味や好きだったものを思い出しながら、二人で過ごす時間はホッとできて、不思議と勇気が湧いてくる。元気が出ない日に、あなたを丸ごと抱きしめてくれる感動作!」

  • 魔女に出会って、ずっとやりたかったことを取り戻していくお話。
    じんわりくる。

  • 周りの目を気にしちゃう主人公に感情移入しちゃった。
    あとがきでグッとくるものを我慢した。
    私も頑張ってみる。

  • 感想
    どこにでも幸せになるきっかけはある。みんなそれに気づかないだけ。だから誰かが気づかせないと。魔法のようだけど誰にでもできる。

  • 素敵なお話で、思わず涙してしまいました。お母さんの味の話、好きです。

  • ままならない看護師の田中さんを少しずつ後押ししてくれる魔女の話。
    淡い色調の中で一つずつ変わってゆく。
    他シリーズにも通ずる作品。

  • かわいくて、温かくて、優しくて、大好きな本です。

  • 一話ごとにジンとする。優しい。
    優しいは呪いを解いてくれる。

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著者プロフィール

奈良県在住の看護師・イラストレーター。著書『ズルいくらいに1年目を乗り切る看護技術』(メディカ出版)が累計20万部のベストセラーに。2022年1月初の創作漫画『泣きたい夜の甘味処』を刊行し、同年9月、第9回料理レシピ本大賞コミック賞を受賞。

「2022年 『疲れた人に夜食を届ける出前店』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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