こころを救う犬たち (幻冬舎文庫 犬 14-2)

著者 : 篠原淳美

• 幻冬舎 (2007年6月1日発売)

感想・レビュー・書評

[るーしーさんの感想 · 2019年11月9日]

これから犬を飼うことを検討している人に強くオススメしたい1冊。動物愛護の現場での経験談が多いため、既に現状や事例を知っている読者には少し物足りないかもしれないが、今まで動物愛護を実感したり学んだりことがない人の導入の図書としては非常に役立つように感じる。とにかく、動物が好き、という理由だけでも良いので読んでみてほしい。巻末には犬を飼う前に検討すべきことが明記されている。自分のライフスタイルにどのような犬を迎えるべきかは、犬を飼いたい人なら一度は検討してほしいと思う。無論、犬以外の動物でも同様である。私は、動物を飼うということは、一般に人間のライフステージとされる進学や就職、結婚と同じくらい、慎重に考えるべき人生の通過点だと考える。
少し古い文献であるし、著者は1人のドッグトレーナー（自らのやり方・信念を持って仕事に励んでいる人）なので、自分の意見と合わないように感じる読者もいるかもしれないが、動物を助けたいと思うなら、様々なやり方を知って自らを見つめ直すきっかけになる本だと考える。

[せきららこさんの感想 · 2008年10月5日]

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