- Amazon.co.jp ・本 (402ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344411203
作品紹介・あらすじ
過去に金のために卵子を売った木綿子と、不妊に悩みその卵子を買った絹恵。二人の「子供」である十六歳の恵哉が、一家四人惨殺事件の嫌疑をかけられ自殺した時に、彼女達は出会う。息子の無実を信じる木綿子は真犯人捜しに乗り出すが、絹恵は懐疑的だった…。犯人が現場に残した「VS」の謎が解けた時、二人は恵哉の心の叫びを知る。長篇ミステリ。
感想・レビュー・書評
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何がしたいのか全く見えてこない。
ぼんやりと色々浮かび上がってはくるものの、ハッキリとした形を取らないので結末もどこか釈然としない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
卵子提供者・木綿子、卵子を買った絹恵。そのふたりの子ども恵哉が、一家四人惨殺事件の容疑をかけられたまま自殺。木綿子はもっとデキる女なのかと思ってたら、ただのイタイ女じゃないか。ストーリー的にもひかれる展開がなく、イマイチだったなぁ。
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出だしに、期待感が大きかった分段々と気持ちがスローダウンしていってしまった。まあどちらかと言えば木綿子さんよりも絹恵さんの気持ちに寄り添えるかな?
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2009.4.7
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ん?「償い」以上に?があちこちにあるまま終了。読者に考えろということなのか。
ストーリーに、暗い余韻が残るので、?が残ると、さらにもやもやが残る気がするのですが。これも、あえてのことなのでしょうか。 -
男の子の心情をもっと描写してほしかった。
友人との関係性も、描写の必要があったかな? -
何を書きたかったのか、良く分からなかった小説。
意味のない描写が多過ぎて、読みにくかった。
結末も、あまり腑に落ちず。。。
私だけかと心配になって、レビューを覗いてみたら、そんな評価が多かったので、ちょっと安心。
同著で『償い』は面白かったとあったので、読んでみたいと思う。 -
木綿子のエキセントリック振りだけが際立って
ストーリーも真相もいまふたつ
「償い」は面白かったんだけどな -
過去に金のために卵子を売った木綿子と、不妊に悩みその卵子を買った絹江。
高校生の恵哉はその生い立ちを知り絶望感に襲われる。そんな中、渡した犬を
殺した家族を殺害し、その後ビルから飛び降り自殺。木綿子は調べるが結局は
恵哉の犯行だった。
犯人がVSと残したのはPCのキー(ひと)であった。 -
どういうことだ。イヤミスにしても一貫性がなくて読了時にはむしろ驚いてしまった。えっ、これだけ?