まな板の上のマグロ (幻冬舎文庫 し 24-3)

著者 :
  • 幻冬舎
3.20
  • (0)
  • (1)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 21
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344412903

作品紹介・あらすじ

世界では僕のことを"露出者"と呼ぶ。なぜなら、名前と写真、自宅の電話番号入りの個人広告を雑誌に出したから。以来、電話の嵐。「マグロさん、ボク、カツオです」などの名前ジョーク、「カツ丼三つ」などの出前ジョークから、「ぶっ殺すぞ」「特ダネ買ってよ」「3Pしませんか」まで、アブない電話が一カ月で千本!ちょっと危険な爆笑エッセイ。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 単行本出版時のタイトル「露出者」の通り、自身の電話番号などを雑誌広告などで露出してきた氏の企画のドキュメント。

    まだSNSもない時代の話だが、そんなに昔の話でもない。

    実際、私が学生の頃は、文通コーナーに住所が載っていたり、プロ野球カードに選手の自宅が書いてあったりしたことを考えると、随分と当時は牧歌的だったということか。

  • 初めての下関マグロ氏。何となく、あまり考えず何かを読みたい気分の時にオススメです。マグロ氏が如何にマグロ氏になったかのエッセイ。露出狂だった様です。時代の変遷も垣間見えて面白いです。

  • ほのぼのとした題名と表紙は食べ物系の本と誤認させようとしての策略か?(笑)
    実際私もそう思って手にとりましたが、著者名を見てニヤリとし、冒頭の感想を抱いたわけです^^;
    サブカル好きには裏モノ系レポートでおなじみの著者の、「露出者」としての側面に焦点をあて、少年年時代の話も時系列で、自らの様々な「 露出 」体験を語っている自伝的な一冊。性産業ではないけど、ちょっと色っぽい風俗(レディコミ、伝言ダイヤル、テレクラ)の変遷も見ることができて、そういう意味でも面白い。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

本名、増田剛己。1958年、下関市生まれ。
大学卒業後、出版社や広告代理店を経て、26歳でフリーライターとなる。

「2011年 『【電子書籍版】昭和が終わる頃、僕たちはライターになった』 で使われていた紹介文から引用しています。」

下関マグロの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×