- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344412989
作品紹介・あらすじ
女ひとりの外食などいまや珍しくもない行為。ただ、それが寿司屋となると、突如敷居が高くなる。依然男が幅を利かせ、女は連れられてくる場なのだ。そんな男ムードに満ちた有名高級寿司店に単身突撃し、主人の品格から常連客の態度、男と女の関係にひとり寿司難易度までディープに観察。あくなき女の冒険心と食への深き欲望を描く痛快エッセイ。
感想・レビュー・書評
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寿司の感想もそうですが、寿司店に行った背景やのひとり寿司で出会った人たちを多彩な文章で表現していて、読んでいて感心してしまいます。下品なことを言ってることもありますが、テンポの良い文章が楽しめる本でした。
「巷で噂の一流店というのは、人を唸らせ、記憶に長い間留め置かれるインパクトが存在する。」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
けっこう古い本だし当時は女ひとりで寿司屋なんか行ったらぞんざいな扱いをうけたんだよっていう本かと思ったら全然違った。
とはいえ、この人は味のわかる金払いのいい女なので受け入れられたんじゃないかと思うので、やっぱり寿司屋はハードル高い。 -
ライター・編集者という肩書の湯山玲子さんによる、高級寿司屋レポート。しかも、女性おひとり様で敷居の高い寿司を食べに行く。これがとっても面白かった。
文章がうまく、軽快で小気味いい。食べ物の味や香りや食感を言葉で表現するのはとても難しいと思う。メインの寿司だけでなく、店構えやインテリア、寿司職人の性格や店で出す食べものに対する態度、そして面白いのが、客層の観察も細かく書かれている。
東京の江戸前寿司を中心に、関西や九州のレポートも少しある。それぞれ特徴があって興味深く、いつか行ってみたいと思った。日本の寿司は世界に誇る文化である。今度帰国したら、手ごろなお店に入ってみようと思う。おひとり様はさすがに無理だけれど。 -
食
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170617*読了
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幻冬社文庫、廃盤中。復刊希望!洋泉社か?中古本購入
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別の本で、「銀座に行きつけの寿司屋がある女はかっこいい」って書いてあって、しかも、寿司屋さんと仲良くなると他の美味しい店も教えてくれるってあって、密かに野望なんです、今。
…先達がいたとは。
しかも久兵衛行ってるしっっ!!!かっこいいー!きゃー!
寿司屋で起こりうる事態シミュレーションとしてお勉強させていただきます。 -
お寿司に行きたいな~と思わせてくれる本でした。寿司が好きなのでいつか気軽にひとり寿司が出来るようになれば・・と思いました。
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アマゾンの秘境に出向かなくても、エベレストに登らなくても、都会で味わえる大冒険。女ひとり寿司。でもなー、普段のひとりメシのメニューに選ぶほど寿司好きでもないし。ランチで25,000円ってどんな寿司なんだろ?
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ミシュランの覆面調査員よりお寿司屋さんの大将、警戒してたりして(笑)。今までに読んだことのないお店レポート。
http://www.ne.jp/asahi/behere/now/newpage102.htm