ふたたび、恋が訪れて (ラベンダーブックス L 6-1)

  • 幻冬舎
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344413344

感想・レビュー・書評

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  • ヒストリカで久々に面白かった。展開が二転三転して、試練が来るわ来るわ。時々ヒロインの鈍感さと謎な使命感にうーんってなることもあるけど、20代後半の未亡人自体初めてで、そういう時代なのかなーと思ったり。何より子供のフェリシティがかわいい。この子がいたから辛い発展の中で救いがあった気がする。ヒーローは割と早くに自分の気持ちに気ついてはなんとか口実を作っては近づいて行くけど、子供の方がその好意に先に気づくくらい、母ちゃんは気付かず。それでも子供思いでヒーローと子供たちの距離が縮まるところは心温まるし良かった。やさぐれヒーローとひたむきヒロインって感じかな?信用してもらうまでのヒーローの我慢や心理戦もあって、最後はなんとか気持ちを確認できてめでたし。義兄はやっぱ信用できないけど。笑

  • 夫を亡くし、悲しみにくれていたロクサーナは好色な義兄から逃れるため、戦争と離婚スキャンダルで人から遠ざかっていたウィン卿の屋敷の離れを借り、2人の娘と暮らし始める。自分の気持ちを気付かれないようロクサーナに無償の愛情を注ぐウィン卿、子供にモテモテのウィン卿、雪の山越え、カッコいい。涙もろく、意外とユーモアのセンスもあって、ピアノが弾けるところもカッコいい。しかも眼鏡男子で読書家。一冊まるごとウィン卿の魅力でミッチミチ♡もちろん、ロクサーナはチャーミングで、2人の娘も愛らしく、彼女を襲う災難など、ストーリーも読み応えあります。

  • 他の方のブログの評価を見て興味が湧き、古本で購入。
    初めてのヒストリカル・ロマンス本。 評判通り、素晴らしい物語。 恐らくこれから何度も読み返すと思い、星五つ。
    真摯に降りかかる災難に立ち向かうヒロインに感動。 「配られたカードで勝負する」という言葉は、普遍的に使えそう。 すごい作家だ。 他のロマンス作家の作品とは格が違う印象を受けた。

  • とてもお気に入りな1冊。未亡人となったヒロインの運命はヒーローとの出逢いで大きく変わって行くのだけど ロマンスというよりも家族の物語かなぁ。子供達の存在がとても良かった。ヒーローは誠実で真面目な人だと思う。ヒロインがもう少しだけ彼の存在を早く受け止めてくれていたらなぁーと思ってしまう場面が多々あった。

  • いやぁ~久方ぶりの★五つです!
    私の大好きなシンデレラストーリー
    それにものすごく可愛い幼い子供二人。
    読んだ後もじーんと心が温まるステキなお話でした~!

  • 可愛そうなのか辛そうだからかなんだか分からないですが、泣きながら読んでました。
    自分にはもったいないと善良な紳士を演じ続けたヒーロー、いっぺんに様々な事が起こり過ぎて自分の感情がなんなのか分からないヒロイン。
    お互いの気持ちを表明した時、ヒーローと同じように泣きました。

  • 二人の娘を持つ未亡人は、侯爵の領地の片隅に小さな家を見つけた。亡くなった夫の兄から逃げるため、その家を借りたのだが、侯爵が訪れて……。
    ヒロイン、危機一髪!というときに出たアイデアは……やはりそうだよね!(笑)期待通り!な割には、今までそのアイデアやってるのは読んでいなかったので嬉しい。しょっぱなから二人の娘が愛らし&いじらしすぎてたまらん。もーかーわーいーいーぞー。母は強し!というのを地でいくヒロインもかっこいいけど、何より長女の健気さがいとおしい。好きです。気持ちの変化のリアリティもよく、解説通り。この作者は追っていこう。

  • 愛する夫を亡くしたヒロインと、離婚経験のある侯爵ヒーロー。
    貴族らしく気取るところないヒーローが素敵。

    未亡人ヒロインという設定でよくあるのが年の離れた夫だったりイヤ~な性格の夫。
    だけどこの亡くなった夫は牧師で人格者。
    ヒロインと夫のエピソードも愛あるものばかりでほっこりする。
    ヒーローとのロマンスが始まりそうで始まらないからある意味ロマンスらしくない?
    いや、むしろ王道ロマンスなのかもしれない。
    あたたかい気持ちになれる作品でした。

  • 1995 RITA賞”Best Regency Romance”賞を受賞した作品。
    部下の温かな家庭を羨ましく思いながらも、泥沼の離婚劇の後で、彼の評判は地に落ち、結婚はもう懲り々だと考える。そんな世を拗ねた男が、苦労しながらも温かな家庭を作る未亡人ロクサーナに恋をする物語。
    ヒロインのロクサーナは、夫の兄に愛人関係を迫られ、自活するにも経済的に苦境に立たされている。そんな彼女を守るために心を砕く彼の姿がキュンとくるお話。
    カーラ作品は、ホットなシーンは極力すくない(というか3行?)ので、ホットなシーンもある情熱的なヒストリカルロマをお求めの方はご注意。
    あらすじなど下記
    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-4657.html

  • 前半おもしろかった。いろんな物事を諦めた感じのヒーローがヒロイン母子に出会った途端メロメロになるところは微笑ましい。しっとりとした大人の雰囲気の、いいお話でした。

  • ウィン卿とロクサーナ、お互いいつ心が開けるのかと気を揉みながら、読み進む。ウィン卿は、傷ついているが、本来優しい人だ。
    貴族の名誉がありながら、便宜上の結婚をしてしまう所は、驚くとともに勇気に驚く。最終的には、”便宜上”でなくなりほっとした。

    200年近く前の貴族の仕事や生活の様子がわかる。領地の管理は、大変そうだ。ティビーがいい味を出している。

  • バツイチ侯爵・元大佐(38)+牧師の未亡人(27)娘二人あり[more]
    <blockquote>内容(「BOOK」データベースより)
    19世紀英国。ロクサーナ・ドリューは半年前、夫アンソニーを病気で亡くし、悲しみに暮れる生活を送っていた。ところがある日、亡夫の兄マーシャルから、養ってやるかわりに自分の愛人になれと迫られてしまう。好色な義兄から逃れるため、ロクサーナは小さな家を借り、幼い娘ふたりを連れて移り住む。家の持ち主は侯爵のウィン卿であるが、戦争のため不在にしていた。ある晩、領地の視察をしていたウィン卿がこの家を訪れる。ウィンは悲惨な戦争体験や離婚のスキャンダルのため、人に心を閉ざしていた。だが、健気に生きるロクサーナや娘たちと友情を育むうち、ふたたび人を愛する気持ちを取り戻し…。ヨークシャーの大自然を舞台に、第二の人生を歩もうとするふたりが出会い、さまざまな障害を乗りこえて結ばれるさまを丹念に描いた、心温まる感涙のロマンス。RITA賞受賞作。</blockquote>
    さくさく読めた。
    よく涙ぐむヒーローだった。ヒロインに一目ぼれで世話を焼く。
    ヒロインも明るく健気。ヒロインの娘が可愛らしい。

    tagは、ヒーローの凍傷と娘のインフルエンザ。

  • 大人のロマンス。ロマンス小説にカテゴライズされていなかったら、さらに多くの読者に愛されるであろうと思うと複雑な心境。

    未亡人と離婚歴のある侯爵が新しい人生を切り開いていくお話。

    映画化されたら、美しい英国の田舎風景が堪能できそう。
    ストーリーもしっかりしているし、現代の女性が共感できるヒロイン。自分の境遇を受け入れて、延々と丘を散歩するヒロインが綺麗。原題:Mrs.Drew plays her hand

  • バツ1侯爵 × 子持ち未亡人

    大人の恋。
    下手な駆け引きや苛々する誤解、すれ違いはなし。
    二人とも色々つらいこともあったのに、とても素直で読んでいて清々しい。
    子どもは可愛らしく、大人はしっかり自分の仕事をする。
    皆幸せになれるよう応援したくなるカップル。

    • Fernandoさん
      読みました。大人のロマンスですよね!そして丘を延々と散歩しないと(意味不明)自分の本棚、暴走してきましたww
      読みました。大人のロマンスですよね!そして丘を延々と散歩しないと(意味不明)自分の本棚、暴走してきましたww
      2011/12/25
  • 洋書の方も読みましたが、気になって邦訳も。
    ロマンスの翻訳本は翻訳者が玉石混交で
    泣きを見ることがあります。
    松本都氏は素晴らしい~。
    この作者の持ち味が崩れていない。
    優しい物語です。読んでよかった。

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