ホームレス中学生 (幻冬舎よしもと文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 1191
感想 : 83
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  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344415683

感想・レビュー・書評

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  • 読みやすかった。

    当たり前を当たり前と思わず、当たり前こそ感謝すべきことなのだと改めて思い直しました。

  • 貧乏を笑いにした苦労話かと思っていた。
    もちろんそれも面白かったが、こんなにもハートフルで家族愛にあふれた話だったとは。

    母を想う気持ち、兄の優しさ、工藤先生の温かさ、考えさせられたし、感動した。

    人はひとりでは生きていけない。
    自分はなんて幸せなんだろう。
    母親孝行がしたい…改めて強くそう思った。

    自分を支えてくれている人たちへの感謝を忘れずに、これから生きていこうと思った。

  • そうそうない経験だろうなと思いました。
    普通の学生時代を過ごせたことに感謝しないといけなと思った。

  • 実話の説得力がすごい。
    文章が上手いわけではないが、面白く読めてしまう。
    下手な小説よりもずっと心を動かされる本。

  • お笑い芸人の麒麟の一人が書いたヒット作。
    何とはなしに読んでみたが、ページをめくる手が止まらないほど面白い。後で知ったのだが、著者本人は貧乏を売りにする芸人らしいが、文章には小賢しさも卑屈さもなく、こそこそっと笑わせる要素が含まれている。
    そして最後の亡き母への手紙は号泣もの。
    大ヒット作は外さない、というふうに思っていたが、この本もその一つ。

  • 最初は田村さんの苦労話なのかなと思いましたが、良き先生との出会いやお母さんへの想いがひしひしと伝わって、田村さんがいつも色々な人に感謝しているという考え癖から人の良さが分かる素晴らしい一冊でした。

  • 2007年だったかな?ベストセラーになった本
    その当時は読んでみようとは思わなかったけど
    先日古本屋でふと目して、安かったし 買って読んでみました。

    文章は、確かに上手な方ではないと思えますが、思いを伝えようとしてしっかりと書かれているのだと思います。
    非常に読みやすいです。
    (2時間かからず読めた)

    そして内容は、非常に考えさせられるものでした。
    この時代にこんなことを経験する子供もいるんだと・・・・

    有名になった 家の前での「解散」宣言から
    公園に住むようになり、友達の家に居候し
    周りに支えられて、兄弟で部屋を借りて住む

    そこで起こる心の葛藤や いろんな経験と考え

    これは我々の世代で読むのもいいが
    中学生等が読むともっとリアルで
    何かを始めるきっかけになったり、
    考えることがたくさんあるのではないかと思えた。

    高校生ぐらいまでの子供を持つ親にもオススメです。
    自分で読んでから、子供に薦めてみて欲しいです。

  • 今更ながら初読み(o_o)
    ほろほろと泣ける、いい時間を過ごせました。
    お母さん、幸せです。裕くん、いい子に育ちましたよ。

  • P230
    内容は簡素であるが、涙が出る。

  • 感動しました!!!!!!

著者プロフィール

編著者:田村 裕(たむら・ゆたか)
1953年生まれ。武蔵野美術大学大学院造形研究科デザイン専攻基礎デザインコース修了。総合企画プロデュース会社、出版社、企画編集事務所で長く出版編集に携わる。2010年より武蔵野美術大学教授。専攻は編集・出版文化研究、考現学研究。著書に『デザインリサーチ』(共著、2002年)、『教養としての編集』(共著、2009年、いずれも武蔵野美術大学出版局)。

「2021年 『編集をひもとく 書物観察の手引き』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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