1981年のスワンソング (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 49
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (451ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344426726

感想・レビュー・書評

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  • タイムスリップもののオキテ破り!!!
    タイムスリップした主人公は未来が変わらない様に行動を慎むのが原則ですが、本作の主人公の松尾君はレコード会社の女性ディレクターに頼まれて1981年に『世界に一つだけの花』や『赤いスイートピー』楽曲提供しちゃいます!?

    1981年を生きてきた訳ではないのですかその時代のゆっくり流れる時間や不謹慎な事を言っても許される事や電話帳に住所が載っているなど面倒くさいけど面倒じゃない時代が羨ましいなぁと思います。



    本作を読んで思った事は小室哲哉や東野圭吾は未来からタイムスリップしてきたんじゃないの!?と思っちゃいました。


    それと、この本は19何年のシリーズに入るのでしょうか?

  • 発想としてはとても面白かった。
    タイムスリップすることで起こる弊害としてこういうこともあるのか!と。
    音楽はとても好きだから特に。
    そしてただ知ってる曲を垂れ流してるだけの主人公にイラついたりして。
    ただ、そのせっかくの設定がこう無駄遣いされてる感はあったかも…ちょっともったいなかった気がする

  • 久々の『○○○○年の~』シリーズ。
    シリーズとはいえ全部別々の作品で続き物では無いが、毎作ワクワクや感動でハズレがない。 …が、今回は残念だったなぁ。
    冒頭でタイムスリップしちゃった時点で「あれ?」って感じがしたが、何かしら意味があるんだろうなと期待。

    実在の楽曲や人物については作者が案じるほどの不快感も違和感も特には感じない。
    小説だからこその作者の創作性だから。

    でもなぁ…、結局この小説はタイムスリップ小説なのか音楽業界小説なのかネットビジネス業界小説なのかよくわからん。

    なんでタイムスリップしたのかもわからなければ主旨も結論もわからないしまま終わってしまった。

    そんなだからなのか、解説も小説の解説よりも登場する楽曲や1980年前後の音楽シーンの解説寄りになっちゃってる。
    仕方ないよなぁ。

    帯は…『歴史、変えちゃってすみませんっ!』とは主人公思ってなかったはずだけれど?

  • 読みやすく面白かったのだけど、こんなに時代を変えていいのか?という疑問と、音楽の話かと思ってたのに最後はインターネットの話で、まさかまさかの人物登場でちょっとびっくり。ここは有名アーティストを訪れるべきでは。とはいえ実在する歌手・プロデューサー・曲名など出てきて、懐かしく思いながら読んだ。

    自分がまだ生まれてない過去に戻ったら何をしよう。生きていけるかな。不便な時代だからこそ、一生懸命人は生きるのかも。

  • 通勤隙間時間にて読了。軽快なストーリーで○。軽快ながらも深いテーマが潜んでおりなおよし。

  • もし今の自分が過去に戻って、未来のヒット曲をそこで披露したらどうなるのかな? と妄想したことがあるのですが、まさにそれをドンピシャで描いた本作。表紙のギター青年のジャケットがどうみても「バックトゥザフューチャー」のそれで、これはきっとタイムスリップものだと思って裏表紙のあらすじを見たらやっぱりそうで、即購入でした。

    未来においてヒットした実績があっても、81年に受けるとは限らないわけで。そのことを自覚し、時代性を考慮して選んだ曲を、インターネットがない時代に限られた予算の中で苦労してヒットに結びつけるという期待通りの展開。

    また、将来有名になる人物の無名時代の姿を垣間見れるところはタイムスリップものの醍醐味で、それらのエピソードには思わずニンマリ。

    人間関係も含めて王道感のある設定と流れだったので、俊介と小夜子がくっつくのかなと思ってました。しかし、そこは意外な結末に。

    と、ここまでは満足だったのですが、最終章でタイムスリップした意味が音楽ではなく、別のことだったという点がちょっと腑に落ちてないです。未来において顕在化するインターネットの潜在的問題点の是正がタイムスリップした意味であれば、S氏に会うまでの展開はそれにちなんだ内容になるのかなー、と。あるいは、インターネット云々は全く関係なくテーマは音楽に特化して、音楽に関連したエピローグにつながると思ったので、ちょっと疑問符が浮かんだままの読了となりました。

    もし続編がすでに構想済みで、そこで上記疑問点が解消される内容が盛り込まれるとかだったら嬉しいのですが……

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著者プロフィール

作家

「2018年 『スタンドアップ!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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