リフレイン (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 842
感想 : 81
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344430693

感想・レビュー・書評

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  • リカシリーズ6冊を15日間で一気読み。
    こんなに短期間に6冊を読んだのは初めてでした。

    読む手が止まらない……

    最初、参考文献的なところから始まるので
    え!これって本当にあった話なのか?と
    一度検索をかけてしまったくらい巧みな技でした。

    いろいろな本から読み解いていく感じで
    あ!これもしかしたら失速するかもと思ったのも束の間、一気に読み終えてました。笑

    暗い部屋では読みたくないし
    読んでる途中、終わった後も人間的ホラーが付き纏って、トイレにいくのも怖くなりますが
    やっぱり面白かったです。

    信じられないくらい情景が浮かんでくるのもまた五十嵐さんの技なのかなぁ。


    作中に出てくる曲とか絶対聴きながら読めないし
    終わってからも聞けません!笑(*´ー`*)

      
    そういえば作中にでてきた謎が全く読み解けないので、気になって考察とかを検索してみたものの、全くひっかからないので、もしかしたら彼女のことを書くのを体が拒否しているのか、関わってはいけないと思っているのか………なんて妄想をしてしまいましたね←笑


  • 待望の、リカシリーズ第6弾!

    今作は看護学生時代の〝雨宮リカ“の話。

    ー 学校内外で続発する生徒たちの非業の死。
    その周囲には、いつも〝彼女“の影がちらついていたー。


    今作も不気味で残虐すぎた、、、
    リカのような女には一生出会いたくない、、、

    『マヅルカ』を聴いてみようかなとは思ったが、恐怖すぎてとてもじゃないけど聴けない、、、

    今作も読後に背後が気になってしまう。
    存在しないはずの〝雨宮リカ“に見られているような気がして。。



    2021年読了、14冊目。


  • いやー、最高すぎる…
    6冊目ついに読み終わってしまった
    なんだか喪失感

    1冊目「リカ」をかなり昔に読んでいて、最近また読み直し 6冊目まで数日で読んでしまった
    6冊もあると、中弛みするかな〜とかちょっと思っていたけど 気づけば夢中で読んでいた

    作者の文章や構成の上手さ(こんな事書いたらプロの方に失礼ですが)に本当にあっぱれです

    元々読書は好きですが、こんなに夢中になって6冊も駆け抜けて読んだのは初めてだ

  • 読み始めた時は小説を読んでいるというより証言を読み進めていくパターンに馴染めず、少し戸惑いました。

    今までのパターンは「読者(私)」から見た「リカ」で、『この女ヤバすぎる』という客観的な立場で読んでいましたが、今回のパターンは「リカと直接関わった登場人物たち(証言者)」を通して見た「リカ」なので恐怖心を2倍に感じることができました。

    リカの攻撃から身を守るために関わらないことを選んだ証言者が一番の生き地獄を味わう...
    リカに出会った時点で、恐怖から逃げられない。
    読書の私も。

  • 私の理解度が低いのか、読み落としたか、意図した描かれ方なのか分からないが、中原裁判とはなんなのか?訳が分からないまま読み進めた。

    主として「青美看護専門学校火災事件」の生存者、石山日菜子から語られた(聞き取った)内容は、就職後のリカとは違う手口で殺人が行われており新鮮味があった。
    クラスの生徒に対してマインドコントロールを行うシーンは他の作品では描かれていない為、新しいリカの一面を知ることが出来面白かった。

    しかし、「ほん怪」に関する部分が個人的に読み辛く感じた。小説と事件に関する書類とを往復して読んでいる感覚…。充足感<<<疲労感

    ハマり込んだシリーズだっただけに、第六弾を違う形で描いて欲しかった感が拭えない。(単純に「祈り」の内容だけでも満足できた。)

  • リカシリーズ第六弾。
    看護専門学校時代に何があったのか、同級生の証言をもとにまとめられた実話風。出典が書いてあったりして本当にノンフィクションみたいで心がザワッとなる。
    当時のことを振り返る形で、時系列も行ったり来たり、同じことを何度も語ったりする。この緩慢な雰囲気に読みにくさを感じていたが、語り手の女性の状況を知って納得した。ラストスパートにこの悲惨な結果を明かされて衝撃を受けたのは、著者の思惑通りかな?!
    1番ザワザワしたのは、教頭のエレベーター事件の場面。なりすましも併せて、リカらしい不気味さとグロさがあってゾッとした。
    リカは作中で書かれている通り都市伝説的に生き続けているんだなと思う。読んだ者の中に。あとがきも含めて「リカのストーリー」だった。マヅルカを聴きながら読む勇気はない。

  • 相変わらず、こっわっ。
    物理的に彼女がどこにいようとも、常に見られてる感覚が、なぜか読んでるこちら側にも伝染してしまうと言う…
    夜間に外で読んでたら、あり得ないけど背後が気になって後ろ振り返ったよね。
    誰もいなかったけど。
    もう、怖いで感想にだって彼女の名前を書けない。
    けどなぜか読んじゃうシリーズ。

  • 「リカ」シリーズ最新の第6弾ですが、時代背景的にはリカが看護師になる前の看護学生時代の話です。ノンフィクションの手記の様なスマイルにした小説で、より現実味を感じました。異常者、ストーカー、知的犯罪者、モンスター色々な顔を持つリカの恐ろしさが伝わります。シリーズ残り2作品も読まねば!

  • 怖かった。
    “彼女“と描写するのも。死の描き方。
    腐ったような酸っぱい臭い、、、
    想像したくないのに、想像させられた。

  • リアルで、他の小説と繋がってる部分もあって、すごいけどうわぁ…と読み進めてた。
    これまでよりハラハラ感は弱いかな。
    マヅルカ流しながら、さらっとリカシリーズ振り返ろうかなぁ。

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著者プロフィール

1961年東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業。『リカ』で第2回ホラーサスペンス大賞を受賞し、翌02年デビュー。以来、警察小説・青春小説・サスペンス・時代小説等、ジャンルにとらわれずに活躍中。

「2023年 『交渉人・遠野麻衣子 爆弾魔』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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