ほねがらみ (幻冬舎文庫 ろ 1-1)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 452
感想 : 39
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344431942

作品紹介・あらすじ

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感想・レビュー・書評

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  • 「ずずずずず」って、蕎麦すすってるやないで!
    って、それやったら良かったのに…
    別にオカルトマニアやないけど、怖い話とかに興味持って集めるとかや〜め〜よ〜!
    何が紛れ込んでるか分からん。
    知らん間に、巻き込まれてたら、嫌やし!
    触らぬ神に祟りなしや!
    あかん!
    神もなんか怖い〜。
    今日は、週末やから、朝まで起きとこ〜
    まぁ、話としては、

     そんなに怖くないやん!
     そんなに怖くないやん!
     そんなに怖くないやん!
     そんなに怖くないやん!
     そんなに怖くないやん!
     そんなに怖くないやん!
     そんなに怖くないやん!

    なんか自分がおかしい〜\(//∇//)\

    • ultraman719さん
      ちなみに、「そんなに怖くないやん!」のページはありません!
      ちなみに、「そんなに怖くないやん!」のページはありません!
      2023/05/19
    • nikuさん
      えーっ、読むの早い!積読とばしてくれたんですか!
      ずずずのページ不気味でしたよね〜!それなのに、蕎麦って(笑)やだー笑っちゃった、さすが関西...
      えーっ、読むの早い!積読とばしてくれたんですか!
      ずずずのページ不気味でしたよね〜!それなのに、蕎麦って(笑)やだー笑っちゃった、さすが関西人ですねー!笑
      そんなに怖くないやん!は、どっちなの〜?
      あんまり怖くなかったですか?それとも怖かったほう??
      2023/05/20
    • ultraman719さん
      おはようございます!
      お勧めされると優先度跳ね上がります。
      というか、積読順なら、1年後かも^^;
      怖いですね〜
      同じ言葉繰り返しながら、玄...
      おはようございます!
      お勧めされると優先度跳ね上がります。
      というか、積読順なら、1年後かも^^;
      怖いですね〜
      同じ言葉繰り返しながら、玄関前におったら即死です。
      幸い、うちのインターホンは、カメラ付いてない!笑
      2023/05/20
  • 大学病院勤めの「私」の趣味は、怪談の収集だ。今回ここに書き起こしたものには、すべてに奇妙な符号が見られる。
    私は、読者の皆さんとこの面白い感覚を共有したいのである―――。

    著者の芦花公園さんが小説投稿サイト「カクヨム」に掲載していた話が元になったホラー小説。
    終盤までは主人公の「私」が集めた怪談とそれに対する考察構成されていて、知人のメールやインタビューの文字起こし、民俗学者の手記など、様々な別の事件を考察していった結果、一つの物語へと収束していきます。
    怪異の正体は示唆されてはいるもののはっきりと明かされてはいません。スッキリしない人もいそう。けれど、心理学的に人は「よく分からないもの」「理解できないもの」つまり名前のない未知の恐怖に怯え妖怪の仕業だの気のせいだの理由付け・名前付けをして安心するものだとか聞いたことがありますので、正体が「わからない」というのもエンタメのホラーとしてのあり方として全然アリだと思います。実際何だかスッキリしなくて、そわそわするようなおさまりの悪さがあり不気味で良いです。

    言ってしまうと現実に侵食してくる系のメタホラーなんですが、ラストまで読んでから「はじめに」を読み返すとまた趣深くていいです。良かったらお試しください。

    また、特筆すべきはホラーでは珍しい参考文献の多さ。作中で言及されているホラー作品も多く、作者さんのホラーに対する造詣の深さと愛情を感じます。

  • 本当にあった出来事のように語られ、それぞれの話が
    繋がっていく、ゾクっとする怖さがあります。
    中盤までの方が面白かったです、後半はやや
    意味不明感が、、

  • ホラー?怪談?サスペンス??
    よくわからない内容だったな。

  • やってくれましたね、て感じ。冒頭からネットの話を出してくる等食いつき易く読み易く、展開もスピーディ。後半に入り情報量が格段に増えた頃にペースダウンするが、盛り返して嫌な感じが続く、こういうのは好きなタイプ。特に中盤までの嫌過ぎる数章はとても良かった。どこまで現実とリンクしてるのか境目がわからないのが不気味で、中盤にある驚きの数ページも恐怖。広げ過ぎて畳み難さも若干感じられるが、このくらいでちょうど良いのかも。

  • ノンフィクション、ルポルタージュ風のホラー小説で自分自身が怪異・謎を追ってるような気分になる。

    土着信仰は文献があいまいだったり、混ざり合ったりして、理解不能のところもあり、それがまた不快な感覚を覚える。
    実際、私の故郷も田舎なので、土着信仰?的な、他の地域では見かけない風習などある。(大晦日に式神をわりばしに挟んだものを振りながら「悪魔っぱらい」と言いながら家中を歩き回り、最後は家の道路脇に突き刺す。)土地を離れた今、考えると不思議なことだけれど、幼い頃はなんの疑いもなく毎年行っていたことを思い出した。

    怪異に触れた人たちがおかしくなっていく描写は、精神疾患の方々の話を聞いているようで(以前仕事で経験あり)、まるで著者はこう言った体験があるのか?とおもうほどリアル。
    怪異よりも、おかしくなっていく人たちに追い詰められていく、主人公の気分がひしひしと伝わってくるので、読後、変な夢を見て眠りが浅くなるくらい怖かった。

  • 昔ながらのオールドスタイルの恐怖を表現したいろんな切り口の怖い話が繋がりあって一つの物語になっていくホラー作品。あっ!これは!夜にシャワー浴びられへんなるやつや!!って読み始めてすぐわかる作品。

  • 「ずずずずず…………」これが出てきたところに恐怖!鳥肌!不気味な怖さ!

  •  私にはやはりあわない。無理だった(最後までは読みましたけどね)

  • 怪談の収集を趣味とする大学病院勤務の「私」。ネットだけでなく職場での聞き集めや先輩医師の症例報告、メールで送られてきた体験談等を調べるうち、別個の話と思われていたそれぞれの話や怪異に奇妙な符号を持ち、それぞれがリンクしていることに気付く。頑なに創作と解釈していたが、怪異は徐々に「私」自身の現実を侵食しはじめ……。

    別々の人間や媒体を介して「私」の下に集まった実話怪談や都市伝説、記者から送られたインタビュー記事が奇妙な符号を持ち、それらが次第に収斂し、とある家系と場所へ繋がって行く。と同時に、それを調べる「私」の周囲にも怪異が現われる。作中にある「一つの映画を、ワンシーンずつ断片的に、全くバラバラのタイミングでに見せられるよう」な感覚で、読み進める内に朧気に立ち上がって来る怪異によって主人公自身も取り込まれていくのだが、集まった各話のソースや語り手のレベルが一様でないため、どこまでが実話でどこまでが創作かという判断も次第に曖昧になって、全体のメタフィクションな構造も多層的なものになってくる。

    ジャンルとしては旧家の因習や呪いを中心にした土俗ホラーなのだろうけれど、そこにキリスト教的要素を(作中で民俗学者が解釈として語る)Mixしたのは新しい感覚だと思う。作中で綴られる各々の怪談や報告のどれも中々の怖さの質なので、それだけにラストは何かどーにも物足りないというか、個人的にはそう行って欲しくない方に出たな……という感想。

    それとは別に、登場するキャラクターの何人かが読んでいてとにかく気持ちが悪い。このレベルは幸いなことに実生活では未だ遭遇したことがないものの、ネット上で何度か見かけたり絡まれたりしたことを思い出して、それがリアルに怖かったり。

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著者プロフィール

東京都生まれ。2020年、カクヨムにて発表した中編「ほねがらみ‐某所怪談レポートー」がTwitterで話題となり、書籍化決定。21年、同作を改題した『ほねがらみ』でデビュー。古今東西のホラー映画・ホラー小説を偏愛する。

「2023年 『聖者の落角』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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