アンリバーシブル 警視庁監察特捜班 堂安誠人 (幻冬舎文庫 な 49-1)

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (456ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344432949

作品紹介・あらすじ

堂安誠人に双子の弟がいることを知る者は警視庁のごく一部。身内の犯罪を秘密裏に探る「監察特捜班」で、兄弟は二人一役を武器に不正を暴く。ある日、政府管轄の自動運転実験の責任者がビルから墜死した。前日に別の実験関係者が何者かに殺されていたが、警察は自殺と判断。不審を覚えた二人は実験場に向かうが──。異色のバディが活躍する警察小説。

感想・レビュー・書評

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  • 長沢樹『アンリバーシブル 警視庁監察特捜班 堂安誠人』幻冬舎文庫。

    警察官の双子の兄に弟が協力するという面白い設定の警察小説。

    期待して読んだ『ダークナンバー』はイマイチだったが、本作はどうか。

    結果から言えば、またもハズレ。これで2連敗だ。政府主導の自動運転を巡る利権争いに警察幹部の不倫盗撮、ブラジル移民の不良グループと色々と詰め込んで、物語を複雑にしただけで、警視庁監察特捜班の本来の活躍が見られなかった。

    どうも、この作家とは相性が悪いようだ。

    警視庁捜査一課の堂安誠人は双子兄弟の兄で、弟の賢人は中学を卒業するとまともに働きもせずにネットの動画配信とアルバイトで暮らす。

    激務が続く誠人は、こともあろうに昇進試験の当日に寝坊してしまう。すると、賢人が代わりに試験を受けに行き、合格してしまう。ところが、小山内真水警視に身代わり受験を見破られ、誠人は小山内が率いる監察特捜班の仕事が与えられる。そして、賢人も嘱託として小山内の下で働くことになる。

    ある日、政府管轄の自動運転実験の責任者がビルから墜死する。前日には別の実験関係者が何者かに殺害されていたが、警察は自殺と判断する。

    本体価格870円
    ★★★

  • 公安ものは苦手なのだけれど、DJケントの軽やかさのおかげで読めた。

    冒頭の「彼女」の行動の意味がわかると切ない。

  • いろいろ盛り込み過ぎかな。
    登場人物も多くて誰が誰なのか何をやった人だっけかなど疑問が多くなってしまい読み込めなかった。

  •  双子を、スタートにした非現実的な設定ではあるけれど、刑事物としてのレベルはそんなに低くはない。
     地方経済の疲弊という問題が背景にもあり。

  • とても魅力的なキャラたちで、続きが見たい

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著者プロフィール

新潟県生まれ。二〇一一年、『消失グラデーション』で第三十一回横溝正史ミステリ大賞を受賞してデビュー。同作は各種ミステリランキングにランクインするなど、高い評価を受ける。一三年、『夏服パースペクティヴ』で第十三回本格ミステリ大賞候補。テレビ番組制作に携わる傍ら小説を執筆している。その他に『ダークナンバー』『クラックアウト』など著書多数。

「2023年 『アンリバーシブル 警視庁監察特捜班 堂安誠人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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