ルーヴル美術館の天才修復士 コンサバターIV (幻冬舎文庫 い 64-5)

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344433564

感想・レビュー・書評

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  • 幸運にもルーブル美術館には何度か行ったことがあるのに本作に出てくる展示作品についてはほとんどわからなくて、もっと教養を深めないといけないなと思わされながら読みました。

    シリーズが進むにつれミステリー要素は少なくなっているけれどもそれでいいんだ、芸術を愛でる気持ちがどんどん大きくなるから。

    次作もすぐに出るようなので楽しみ。

  • 新章スタートかつルーヴル美術館がお話の舞台になっていて、読むから、わくわくしていた!修復士のお仕事の視点、いろいろな美術作品について、そして謎解きの要素もあって、読みやすく、そして、いろいろな楽しさが味わえた。次回は、ダヴィンチがでてくるので、今から読みのが楽しみです!

  • 元大英博物館のシニアコンサバターで今はフリーの修復士のスギモトと、彼の仕事上のパートナーで修復士の晴香。今回二人はルーブル美術館の要請でパリにやって来た。

    四つの章ではそれぞれ小さな事件が起こり、その裏に隠された真相をスギモトの鋭い洞察力で解決に導くという流れは健在。

    そして大きな秘密として隠された、今回スギモトがルーブルに呼ばれた本当の理由。
    それがいよいよ明らかになったところで、次巻へ続くという終わり方。
    どうりで2巻がほぼ同時期に発行されたわけだ。

    いつもの美術の蘊蓄に加えて、今回はショパンとジョルジュ・サンドのロマンスに絡む音楽の蘊蓄も絡み、スマホで画像やピアノ曲を検索しながら物語を楽しめた。

    そしてスギモトと晴香、マクシミランとルイーズの関係性も気になるところ。
    サクッと次巻に行くしかない。

  • 前作で、スギモトどこに行ったんだ!?からの待ちに待った続編。
    ルーブル美術館の裏側をのぞいているような気分でわくわくした。
    晴香とスギモトの関係もどうなっていくのか気になるところだが、いろんなアート作品やその背景も知ることができるので相変わらずとても面白いシリーズだ。

  • 毎回楽しみにしているシリーズ。修復士の仕事の方も二人の今後も目が離せなくなってきた。続きが楽しみだ。

  • ルーヴル美術館へと舞台を移し、再び作品の謎を解明するスギモトと晴香。
    新たな登場人物たちや作品との出会いを通じて、晴香は修復士としての技術や視点がどんどん成長していく。スギモトも遺憾無く能力を発揮して謎を解いていく。作品に込められた想いを最新の技術を駆使し解き明かしていくのがやはり面白い。2人の修復の様子や作品の解説はとても丁寧で心が癒される。
    ラストにかけて、ルーヴル美術館の謎は深まるばかり。次作も楽しみ。

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著者プロフィール

1988年、京都府生まれ。東京藝術大学美術学部芸術学科卒。香港中文大学大学院修了。2015年、『神の値段』で第14回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞して作家デビューを果たす。主な著書に『ピカソになれない私たち』、『コンサバター 大英博物館の天才修復士』からつづく「コンサバター」シリーズ、『飛石を渡れば』など。近著に『カンヴァスの恋人たち』がある。

「2023年 『光をえがく人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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