- Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344812857
感想・レビュー・書評
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天涯孤独の冬稀は、大人の男である賀野に望まれ、彼の会社に入社する。賀野の優しさや気づかいに惹かれた冬稀だったが…。
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製薬会社の上司、賀野×天才美人研究員、冬稀
事件も話もあっさり目です。
二人は最初からかなり魅かれあっています。が浮世離れした天才と真面目な上司では心の交流ばかりですよね。なので廻りから強引に進めてきます。
最初、久保寺と社長が出来てるのかと思っていましたよ。
1.啼けない鳥
2.鳥は象牙の塔にいる
3.手のひらの鳥かご
4.空を抱く鳥 -
先にCD既聴済み。
天才を育てる施設・アカデミーで育った冬希は製薬会社の賀野の「君が必要だ」という言葉で長和製薬で仕事をすることに…。
そして5年の間に賀野に密かな思いを感じるようになっていて…。
CDではイマイチ理解出来なかったアカデミーの事や、冬希や賀野の気持ちが丁寧に書かれていたのでCDを聴いた時のもにょっと感が随分減りました。
CDのキャスト、冬希@武内くん、賀野@安元さん、森崎@小西さん、久保寺@谷山さんでセリフを脳内変換出来たのが雰囲気が出て良かったです。
冬希が研究していた薬品の詳しいこと、それをスパイが狙っていたままそして事故で亡くなったこと、対抗物質について、の流れが残念ながら緩慢で分かりにくかったです。多分こうよね、みたいに想像で補足した感じ。
ところで、絵師さんは大好きな陸裕先生であることをこの原作を読んで知りました。
先に絵を知っていたら、安元さんの声には違和感を感じていたかもしれません。あ、いや、声は良かったですけど、あの絵のイメージじゃなかったような…。
とりあえず、CDがイマイチだったのは原作のせいじゃなかった という事は分かりました。 -
尋子節炸裂。ちょっとしんどい、かな。
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鳥シリーズ1
創薬究所所長・賀野瑛介×アカデミー出身・江藤冬稀
特別な教育を受け人馴れしない冬稀は、熱意と誠意の感じられる書簡をくれた賀野のところで研究に没頭すると同時に、賀野に惹かれていく。
冬稀の関わった研究で死亡者がでたことで…。
後に出た続編のあとがきで、舞台はちょっと先の架空日本みたいな感じだとありましたが、SF仕立てと言うほどでもないので、普通に楽しめます。
きたざわ氏らしい展開で、期待を裏切りません。
挿絵が、冬稀の(少し暗めの)しっとりしたイメージと合って良い感じです。 -
英才教育された研究者×世話係兼経営サイド
あらすじから展開が完全に推察できちゃいます(笑) -
シリアス系かしら?とも思ったらそうでもなかった。
しっとりしたお話。
読後、読んで良かったな、と思える本でした。