- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344812932
感想・レビュー・書評
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シリーズ最終巻。
今回は1、2で桐嶋に依頼され田宮の身の回りを見守っていた志水と桐嶋、田宮そして志水の親の仇の息子陽一の話。
偶然なのか運命なのか。
志水が引き受けた家庭教師の教え子の陽一はとにかく親に反発しやさぐれていたけれど志水の行動や言葉に次第に惹かれていくのがすごく良かった。
陽一の父親が親の死に関係していると知ってしまってからの戸惑いが辛く。
騙し離れそして再会しと。
陽一の志水への想い志水の陽一への想いの深さ切なくて。
再びの別れ。
でも時を経て志水が取った行動には涙が溢れました。
陽一の「先生」たまらなかった。
3作それぞれの傷を負った3人の男達の物語、最高でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
良かったううう。前作で予想ついてたはずなのに陽一の歪みきれない素直さと志水の感情を殺した複雑な葛藤がとてもイイ!!
ショック過ぎて激することも出来なかったからあれなんだろうな。だけどお互いが救われる相手であって…。展開素晴らしい。
シリーズで三組登場したけど、それぞれの立場でキャラが分岐点になる出来事を乗り切っていく様が読み応えあった。
「天使の啼く夜」「天使の爪痕」「天使の片羽」ストーリーは繋がってるから順番に読むのがいいと思う。
とーちゃん、悪役全うしてたなww兄ちゃんどこいったーー!ちょっと兄ちゃんのその後が出てこないかなと期待したけどなかったww潔いキャラだから仕方ないかww -
あらすじ:勤務先の予備校が倒産して求職中だった志水貴大は、加治陽一という少年の家庭教師を任される。それまで両親に反発し、荒れた生活を送っていた陽一だったが、自分をまともに扱ってくれる志水にだけは心を開くようになる。志水もまた、両親を自殺で失って以来閉ざしたままだった自分の心が、陽一によって癒されるのを感じていた…。
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リンクしたシリーズの最終巻だったのですが、こういうリンクのさせ方はBLでは珍しい。
その点が面白くて3作品共購入しました。 -
「天使の啼く夜」「天使の爪痕」に続く第三弾で完結編。志水の恋です。