海外貿易で財を成した嵐山家の若旦那・春蔵×男爵家に仕える秋成。
ふたりの恋模様がとってもドキドキじれじれするお話でした。ふたりのやりとりがよいですね〜。春蔵が最初は尊大だけど、すぐに気さくな優しい人柄だとわかります。でも根強いコンプレックを抱えていたり、拗ねてみたり、一途なロマンチストだったりと、見た目とのギャップがたくさんで、とても可愛らしかったです。秋成も嫌味を言われると負けん気を発揮してしまうけれど、存外素直で可愛らしい。房子やコーギーちゃんたちも可愛かった。でもあんまり大正時代って感じはしなかったかな。丁寧な言葉遣いは萌えましたけど。あとひとの呼び方が統一されてないのがちょっと気になる。
カワイチハルさんのイラストが眼福でした。