営業と詐欺のあいだ (幻冬舎新書 さ 5-2)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 365
感想 : 53
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  • Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344980945

作品紹介・あらすじ

モノが売れない時代でも一流の営業マンは売りまくる。彼らは、絶妙なタイミングで商品を薦め、必殺の決めゼリフを持ち、いつの間にか絶大な信頼感を勝ち取り、さらには「あなたは特別な人だ」と自尊心をくすぐりながら相手を気持ちよくさせ、必要のないモノまで買わせてしまう。商品説明などしなくとも、顧客は満足し、騙されたと訴えることもない。詐欺師と一流の営業マンは紙一重。十倍買わせる、きわどい営業のコツと心得を伝授。

感想・レビュー・書評

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  • 営業って、詐欺ではありませんよ。だって、なりわいをいとなむ稼業ですから。ちゃんと必要なもとをお売りするのが、営業です。

  • 賢い消費者となるためには、自分が買いたい商品、自分が払えるお金や払う条件を明確にし、曲げないこと。
    セールスマンとその商品が別物と認識し、売り込みに屈せず、自分の筋を通すこと。

    大きな買い物をする前に読んでおくと、たいへん参考になるのでは。


  • 営業系の本を見てから読むと、営業のスタンスというのは決して詐欺ではありません。
    しかし、実際にどこからが詐欺でどこからが営業なのか?
    いきなり問われると具体的な定義は答えられません。
    そんなジレンマを本書にてまとめられています。

    営業を本気で頑張っている人には少し違和感を感じる内容ですが、詐欺に対しての免疫をつける意味でも役立つ本でした。

  • 様々な営業手法や詐欺の例が載っていて、どれも納得の内容。しかし最終的に伝えたいことは、良かれと思って本気で相手の為に詐欺まがいの事をしてしまうということ。

    相手のビジネスモデルを理解し、自分が本当に欲しいものを理解し、自分の身は自分で守るという、今までの私自身の考え方と同じであったため、新しい見識は得られなかった。

  • 売りまくる一流の営業マンは、決めゼリフを持ち、絶大な信頼感を勝ち取り、買わせてしまうことができます。
    顧客は満足し、決して騙されたと訴えることもありません。
    「詐欺師と一流の営業マンは紙一重」と説きます。
    交渉術からコールドリーディング、ウェブ販売・コピーライティング・マーケティング、そして悪質商法・押し売り、マインド・コントロールまで、テクニックを紹介していきます。
    「自分は騙されないから大丈夫」という人ほど危ない!

    成功法則を売っている成功者は、成功法則を売ることによって成功している、という事実を忘れないほうがよいでしょう。 ー 106ページ

    催眠術師は、自らが信じ込まなければ、被験者に催眠術をかけられません。カルト宗教家が多数の人からお金を奪い地獄に誘っても平気でいられるのは、心の底から自分の教義が世界を救うと信じて疑わないからです。
    彼らは世の中一般で言われるところの「ウソ」を語っている一方で、主観的な評価での「ウソ」は語っていません。宗教家の自伝の多くが、あまりに荒唐無稽で、オチも破天荒で、まともにストーリーの体をなしていないのは、そこに作為性が存在しないからです。 ー 188ページ

  • 前半が営業戦略の紹介、後半は各種詐欺商法の説明
    あまり前半と後半の関係はない

  • http://naokis.doorblog.jp/archives/swindler.html【書評】『営業と詐欺のあいだ (幻冬舎新書)』


    <目次>
    はじめに
    第一章 交渉術 − 世界一のセールスマンが考えているたった一つのこと
    第二章 コールドリーディング
        − OLが絶対に外れない占い師に大金をつぎ込むまで
    第三章 ウェブ販売・コピーライティング・マーケティング
        − 目立ちたがり屋資本主義の行く先
    第四章 悪質商法・押し売り − 最高の知性が罠にかかるとき
    第五章 マインド・コントロール − 洗脳天国、幸福はいつも未知なもの
    第六章 撃退法 − 売り手はあなたを知的ゲームに誘っている。
    おわりに

    <詐欺の種類>
    名簿詐欺
    愛人詐欺
    教材詐欺
    副業佐才
    被害者の会詐欺

    <悪質商法>
    かたり商法
    見本工事商法
    ドア・イン・ザ・フェイス
    ロー・ボール・テクニック
    MLM

    絶対系詐欺
    絶対〜できる商品
    絶対に○円儲かる商品
    あなただけが〜に選ばれました詐欺
    ここだけの話詐欺
    絶対にご迷惑はおかけしませんから詐欺
    ネズミ講の説得に見る、常識をくつがえす技術

    恐喝系詐欺
    冤罪恐喝
    レトリック恐喝
    なりすまし恐喝

    2016.04.29 東洋経済で筆者を見つけ、amazonで本書を見つける。
    2016.05.15 読書開始
    2016.05.23 読了

  • ひとつひとつのエピソードや事例は「なるほど」と参考になる。
    文章はうまいしおもしろい。
    しかし、全体としてこの本からのメッセージが伝わってこない。
    営業マン(売る側)向けなのかバイヤー(買う側)向けなのかすらも判然とせず、
    雑学的なネタだなーと思っているうちに終わってしまった。
    結果、後に残らない。

  • 営業と詐欺の間

    自分ももともと営業職もやっていましたので、

    題名に惹かれて読んでみました。

    営業マン、これから営業をする人は

    営業の基本が理解出来て良いと思いますよ。

  • 営業と詐欺の共通点について書かれてあった。詐欺と一流の営業マンは紙一重。

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著者プロフィール

未来調達研究所株式会社所属の経営コンサルタント。大学卒業後、メーカーの調達 部門に配属され、調達・購買、原価企画を担当してきたコスト削減、仕入れ等の専門家。日本テレビ「スッキリ」、TBS「篠田麻里子GOOD LIFE LAB」のコメンテーター、ラジオ「オールビジネスニッポン」のMCなどとしても活躍中。

「2020年 『1年仕事がなくても倒産しない経営術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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