見抜く力: 夢を叶えるコーチング (幻冬舎新書 ひ 5-1)

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (172ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344981003

感想・レビュー・書評

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  • 指導に対する姿勢を知ることができる。

  • どうして良かったかを考えることに驚き、納得した。本にたくさん付箋が貼られた。これからこの本を活かす。

  • 北島康介の著書を読んで、興味を持ったのでこちらも読んでみた。
    あー、こういうコーチングを受けてたから北島選手はあんな考え方なのかなーと、リンクする部分が多かったので読んでいて楽しかった。

    最も私がグッときたのは、
    成功をパターン化するな
    という箇所。
    今日のこの日が人生の最良の日にならないように。私も頑張ろう。

  • 090125by朝日  北島  for C.コンサルタント?
    ・丹念に人と向き合う
    ・正解は一つじゃない
    ・好きなことを選んでよかった。夢を追うのって、苦しいことの方が多いから、・好きなら耐えられますからね。
    ---
    「見抜くのは才能ではなく、たったひとつ人間性である」と著者は言う。純粋だが、平泳ぎには不向きな身体の硬さをもつ北島康介。勤勉だが、精神的に弱く本番で力を発揮できない中村礼子。この二人の性格や性質を見抜き、異なるアプローチでオリンピック・メダリストへと導いた。成功への指導法はひとつではない。指導者が自分の経験へのこだわりと、選手への嫉妬と先入観を捨てれば、自ずとそれぞれに適した指導法が見えてくる。誰でも人は伸びる。すべて指導者次第なのだ。
    ---
    ・『菊次郎とさき』←ビートたけしの恩師と同じ!? 37
    ・人間性を把握し、本質を見抜く 4
    ・むしろ泣いてくれてよかった・・・ 23
    ・断った。たが、その後三回目の電話・・・「押しかけ選手」・・・ 28
    ・人から尊敬されたり、真似されたりするような選手になること 31
    ・情熱 忍耐力 克己心 49
    ・答えは常に現場にあるんだ・・・選手自身をしること、才能を見極めること・・・ 50
    ・固定観念で人を見ない 51
    ・究める、究める、「人間力」を究める 67
    ・「ここを、こうすれば、もっともっともっと良くなる・・・(否定的言葉は×) 69
    ・感性をどこまで磨いていけるかどうか:自分のことばかり話す奴は×:認め合いと協力とが◎ 71
    ★☆→やる気は目で、「目力」で見分けろ! 77
    ・自分の得意なことに本当に集中できるかどうか、それに賭けられるかということ 82
    ・ときには変化球も 93
    ・相手に自分達を意識させてアウェイ感をホーム感に変える 93
    ・心の弱さは体で鍛えよ 95
    ★☆→まずは、長所を伸ばしておいて・・・やがて短所を直してやる 99
    ・距離感:選手離れとコーチ離れ 104
    ・言葉にすることは、競技力も上達させる・・・省みる・気づく・変わる・・・ 105-6
    ・自分の言葉で、(みんなが遣う手垢まみれの言葉でなく) 107
    ★☆Good luck !!  Enjoy !!  ←×頑張れ× 112
    ・オーバー・コーチングの魔 →適度な距離感、試合前には少し近く(不安になってるから) 116
    ・まず得意なところをどんどん伸ばしてやる、凹凸はやがて調整・・・ 131
    139, 167, // 

  • 北島康介のコーチによる、将来伸びる人材の見極め方、育て方を説いた書。
    氏は、水泳選手としては成功していないが、だからこそ、偏見無く、選手の持ち味に応じた指導ができるきているのだという。
    氏と北島の信頼関係が伝わってくる。

    スポーツでトップになるからには、人間性もトップでなければならない。
    まずは褒めて、その後に、更に良くなるためのアドバイスを言う。
    いい選手は目力あり。
    どうして駄目だったのかと反省するほかに、どうして成功したかも振り返ること。
    ポジティブでいろ。
    朝のトレーニング等、厳しい条件で訓練すると、本番でさらに力を発揮する。
    あえて目標を公言し、プレッシャーをかける。
    同じ方法で成功するな。一度成功したら、さらなる成功を目指すために違う方法を編み出せ。

  • 元スイマーとして、そしてビジネスマン、父親として楽しく読んだ。

    まあ、以前から知っている話も随分あったが、
    指導者としての心構えについては、ちょっと感動した。
    コーチを見ているとサラリーマン的な感覚の人が多いと思うが
    選手の成長を考えて毎日を楽しく(それ以上に苦しんで)
    迎えられることは素晴しいことだと思う。

    一般に、水泳のコーチは女子の指導が上手い、背泳ぎの指導が上手い
    長距離が上手いと分野が分かれるケースが多いが、
    なぜ平井コーチはバランスよく選手が育つのかが分かった気がした。

    父親として、息子がスポーツや勉強を習うなら
    こんな指導者の元でやらせたいと思う。

  • 平井コーチさんの描いたコーチングを通しての経験談。指導者だけでなく、選手サイドからも役に立つお話が多い。

    北島康介、中村礼子、上田春佳とのエピソードを織り交ぜながら、平井コーチ自身の経歴も書かれていてオリンピックに挑戦していく姿が素敵である。メインな考え方には奇をてらうようなものはなく、納得しやすいし、自分も知っているようなことばかり。だが、それがいい。HUBCの(目指す)思想と近しいようにも思う。

    東京スイミングセンターに入社した話あたりとか、死ぬまでに一度は平井さんに会ってみたいなと思わせる。

    図書館で借りた。1時間あれば読めるのでオススメ。

  • 「イルカと人間が50mで競争したら、どちらが勝つか?ただしイルカはコース通りまっすぐ泳ぐものとする。」という質問を日本代表の水泳選手にメンタルトレーナーが聞いた。ほとんどの選手はイルカが勝つ方に手を挙げた。そこでトレーナーがどうしてイルカが勝つのか?と聞くと、「イルカは常に泳いでいるから」と言う。「では、金魚に負けるのか?」また、ある選手は「イルカの方が体が大きいから」と言う。「では、象に負けるのか?」イルカが勝つという絶対的な理由は見つからなかった。

    たった一人「人間が勝つ」と言った選手が言った。「どうしてか?」と聞くと、「自分も一瞬、イルカが勝つと思ったが、イルカが勝つ理由を考えたら、どれも完全ではなかった。僕は負けず嫌いだから、人間が勝つと思いたい。人間が勝つと思うから、勝つためにはどうすれば良いか?を必死に考える。人間が負けると思ったら、そこで終わってしまう。人間は、イルカと違い、ものを開発する力がある。だから僕はあらゆる手を尽くして、イルカに勝つ!」そう語ったのが北島康介であった。

    先日、メンタルトレーニングの講演で聞いた話だ。

    この本では、体が硬く、小さいため、あまり期待されていなかった北島康介の「精神力」の強さを見抜き、オリンピックで金メダルを獲るまでの選手に育てたことが書かれている。

    ポイントは、
    心技体のバランスが大切であること。
    感じたことを言葉にする。泳いでどんな感じだったかを口にできないと良いコーチングを受けることはできない。まず、感じたことを言葉にすることが大事。

    最後に、水泳も海外からいいものを積極的に取り入れようということで、正岡子規の「それでええぞな」の言葉が出てくる。「英国の軍艦をかい、ドイツの大砲を買おうとも、その運用が日本人の手で行われ、その運用によって勝てば、その勝利は全部日本人のものじゃ」と言うのである。

    水泳に限らず、日本にこだわりすぎないことが大事。

  • 読んでワクワクした
    目力大事!!

  • コーチとして選手を指導するときには、まず大胆な仮説を立てろ

    同じ成功を繰り返さない 信長

    外国製の物を使っていても運用しているのが日本人であれば日本式

    夢を持って仕事をする
    サラリーマン化しない

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著者プロフィール

平井伯昌(ひらい・のりまさ)1963 年5月31日生まれ、東京都出身。早稲田高、早稲田大、早稲田大大学院修了。現在、東洋大法学部教授、同大水泳部監督。早稲田大進学後、体育会水泳部に所属し2年時まで選手として活躍した。オリンピックを狙える選手の入学が決まったことをきっかけに、マネージャーに転身しコーチングのキャリアをスタート。大学3年時で迎えた1984年ロサンゼルス五輪へは、奥野景介を五輪代表に導いた。以降、1996 年から指導してきた北島康介を2000 年シドニー五輪代表に押し上げ、2004 年アテネ、2008 年北京と2大会連続でオリンピック2冠、そして2種目の世界記録保持者へと導いた。2008 年10月に日本代表ヘッドコーチ、2015 年6月に競泳委員長に就任。2013 年4月より現職で、東洋大では、2016年リオ五輪400m個人メドレー金メダリストの萩野公介、2021年東京五輪200、400m個人メドレー金メダリストの大橋悠依はじめ、オリンピックのメダリストならびに日本代表選手を多数輩出・指導している。

「2023年 『勝つ理由。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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