- Amazon.co.jp ・本 (186ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344981713
感想・レビュー・書評
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楢崎さんの人柄が伝わる本でした。コツコツ地道に技術を磨き続けるプロ意識が素晴らしい。
・誰かと比べる必要はない。試合に出れないのは自分が未熟なだけ。超えるべきは、その時の未熟な自分。
・チーム内での自分の役割をつくる。自分の好プレーよりチームの勝利。自分の好プレーで勝利を得れば最高だが、失点した失敗をひきづらず切り替えてチームの勝利に貢献する。
・先輩のすべての言葉を、聞き流すな。自分以外への言葉を聞き流すのはもったいない。そのメッセージが今は役に立たなくても、いつかは役に立つ。感度の良いアンテナが集めた情報が自分を成長させてくれる。その積み重ねが競争を勝ち抜く鍵を握っている。
・熱を伝えるのは、日々の姿。言葉の質も大切だが、日々の姿勢が大切。どんな準備をしているか、そこで手を抜いていたら誰も信用してくれない。 -
今も日本一のGKである彼の人柄が良く顕れた一冊。
怪我でリハビリの際に
独り練習をする姿を見ていた日、練習を終えた時に練習場に残っていた自分達の所へわざわざ来て頭を下げ言葉を交わして行った姿が忘れられない。 -
息子がGKをしているので、興味深く読みました。
Gkにしかわからない気持ちなんかが書いてあって、納得しながら読みました。
息子も真剣に読んでたし(笑)
サッカーをやってる少年や、保護者の人に是非読んでほしい1冊です。 -
代表やクラブの試合を通した気持ちの変化の話が多かったかなぁ。
もう少しキーパーの技術的、戦術的な見方があればよりよかったかなぁと思います。 -
僕はサッカーは全く解らないけど、言われてみればゴールキーパーは、失点を食い止めるのが仕事。すべてのシュートを止めてやる!って気持ちで全試合望んでいるが、勿論、失点はある。0か-1か。失点してしまったものは取り消せない。キーパーが点を取りに行く機会はほとんどない。「キーパーがすべてのシュートを止めれば、サッカーは絶対負けない」確かにその通りだけど、その気持ちで試合に臨んでいるという著者は、ひたすらカッコイイ。(試合みたことないけどw) 曰く「失敗を引きずらないこと」それがキーパーの仕事と。その境地に至るまでの系譜を著者の半生から、ひも解く。サッカーが全く解らない人でも楽しめる人生指南書的な一冊。
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楢崎のキャリアについては全く知らず、予備知識もほとんどない状態で読みました。なので読んでる最中に時系列がバラバラで分かりづらいことがありました。
楢崎の性格や考え方、小学生のころから今までの半生が試合を通して(サッカー選手だから当たり前っちゃ当たり前ですが(笑))書かれていてよく分かりました。そこから学ぶことも多く、とても充実した内容だったと思います。強いGKというものがどういったものなのかも分かりました。これからはそういう点も含めて試合を観ることができるので、今まで以上に面白く観戦できるような気がします。
また2chなどでは選手に対する批判をよく目にしますが、それらが安易すぎるということにも気付かされました。選手は毎日成長に向けて、私にはなし得ないような努力をしているということを知り、私にとっては本当に尊敬に値する存在なんだと思いました。 -
楢が新書を出してるなんて!と思って書店に行く度に探したものの、認知度のせいかどこにもなかったので結局ネットで買ったという切なさ。
宮本の本はあったのにね…。
私は2002年のW杯から楢の誠実さ、地味さを尊敬しております。
内容はもう、楢崎正剛がインタビューとかでずっと喋ってること。
どうしてこの人はこんなにゆるぎないんだろうって思ってたけど、それも人生の分岐点で色んなことを経験してる内に自然に身についたものなのね、と関心した。
忍耐力や、自分のやっていることを信じる力があるって素晴らしい。
この人の強さには本当に頭が下がる。
それに触れて、自分の振る舞い方とか考え方とか、見つめ直そうって思えた。
ファンとして、こんな新書が出たのは嬉しいことです。 -
楢﨑選手の精神力の強さ。
読みやすかった。