くまモンの秘密 地方公務員集団が起こしたサプライズ (幻冬舎新書)
- 幻冬舎 (2013年3月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344982987
作品紹介・あらすじ
平成二十二年「くまもとサプライズ」キャラクターとして登場したくまモン。商品売上げは一年で二九三億円、熊本のブランド価値向上への貢献は計り知れない。ゆるキャラ・くまモンを「売るキャラ」に育て上げたのは、PRもキャラクタービジネスも経験ゼロの、しがない地方公務員集団・チームくまモン。くまモン失踪事件などの物語戦略、利用料フリーで経済を活性化させる楽市楽座戦略等々、公務員の常識を打ち破る自由な活動を展開し、自治体史上例のない成功を遂げた奇跡のプロジェクトの全貌。
感想・レビュー・書評
-
官民連携、計画的ゲリラ広告などくまモン認知度をいかにあげるか(まずはじめは知ってもらうことから)を熊本県庁チームくまモンの視点から綴っている本、という感想です(^^)
え!知らなかった!そういうタイミングだったの?!キレッキレのダンスはそーゆーこと?!など良い驚きと、くまモンの(中の人も)努力に少し触れられた気にさせてもらえた〜と思いたい。
実際には楽しみながら推進されていたのかなぁ?すごい素敵なチームだなぁ(o^^o)読み終わった時、笑顔になりました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「県庁おもてなし課」と読み較べてみるのもおもしろいかも。
現実は小説の遥か先を行っていることが一番のサプライズ! -
JIPAシンポジウムで熊本県の方のプレゼンが面白かったので、推薦図書を帰りの新幹線で読了。面白かった。あとがきを見たら、元々の著者の方が登壇者だったよう。
-
2011年、ゆるキャラグランプリ1位に輝いたくまモン。
「くまもとサプライズ」キャンペーンのキャラクターとして生まれたくまモンが、人気者になって知名度も上がって、ゆるキャラグランプリ1位になるほどになったのか。
くまモンを育て上げた、熊本県庁のチームくまモンが行ってきたことを記録した本です。
くまモンは始め大阪で神出鬼没の活動をしていましたが、面白い名刺を配る、Twitterにアップして人々の興味をひくなど、その当時の公務員の方としては、驚くほど自由なアイデアで動いてきたのだなと思いました。
熊本出身のくまモンの産みの親、小山薫堂さんの著書に則り、ある意味常識を打ち破ってきた活動が、一般の人々の心をつかんだのだなと感じました。
くまモンの名刺に書かれていたくまモンのコピーが面白い。また、やんちゃな男の子くまモンのキャラがとっても可愛い。
地方創成、町おこしなど、活気のある町にしていくために、非常に役に立つように感じました。-
よぴ吉さん、はじめまして!
関西出身で東京在住、
読書は勿論、映画と音楽と猫には目がないプロボクサーです。
遅くなりましたがリフォ...
よぴ吉さん、はじめまして!
関西出身で東京在住、
読書は勿論、映画と音楽と猫には目がないプロボクサーです。
遅くなりましたがリフォローありがとうございました(^o^)
(あと、沢山の花丸ポチ押していただき感謝感激です!)
僕も熊のような自身の見た目から妙に親近感が湧いたのか
おっさんの分際で(笑)
くまモン愛しております。
僕は去年まで大阪に住んでいたので、
よぴ吉さんのレビューにあるように
全国区でブレイクする前から
大阪によく出没するくまモンの追っかけをしてたんですが、
とにかくあのビックリ顔がなんともキュートで
ダンスがまたキレっキレっのパフォーマンスだし、
サービス精神が旺盛なところも
徹底した戦略からきてるんやなぁ~って感心しきりでした。
くまモンのキャラクターの絵柄をタダで貸し出して
徐々に知名度を浸透させていくやり方もすごく斬新だし、
地方公務員たちの戦略とは言え、
プロに徹した仕事だな~って当時はビックリでした。
(おかげで熊本とは関係のない日本中の商品に、くまモンが溢れてます)
とりとめないことダラダラと書いてしまいましたが(汗)、
よぴ吉さんの本棚も少しずつ
読ませてもらってます。
絵本や動植物、
それに鉄道がお好きなんですね。
僕自身、絵本と動植物、
あと旅が好きな鉄砲玉なので(笑)、
よぴ吉さんの好きが溢れる愛あるレビュー
また楽しみにしております。
ではでは、これからも末永くよろしくお願いします!
コメントや花丸ポチいただければ
必ずお返しに伺いますので
こちらにもまた気軽に遊びに来てくださいね。
(お返事は仕事の都合によってかなり遅くなったりもしますが、そこは御了承願います…汗)
ではでは~(^^)
2015/06/26
-
-
いまや日本各地で見かけるゆるキャラですが、その中でも最も(と言っても過言ではない!?)有名なくまモンがいまの地位を確立するまでのお話。
当たり前ですが、ただゆるキャラをつくれば良いというのではなく、適切なブランディング戦略とそれに関わる人の本気度が重要だと改めて感じました。
くまモンの知名度アップ、グッズによる経済効果については割と詳しい記載がありますが、地域活性化についてはどうなのでしょう。新幹線開通から2年半、結果というにはまだ早いかもしれませんが、途中経過でもあると、より参考になって良いかなと思いました。
くまモンですが一過性の人気で終わることなく、持続的に、熊本、そして全国で愛され続けることを願っています。 -
くまモンはやっぱり凄い
と改めて実感させられる、そんな一冊。
くまモンを生み出し、現在の地位まで育て上げた熊本県庁の職員さんたちの奮闘記。
ロイヤリティフリーであったり、地元PRのための第一歩としての自己PRであったり、くまモンの成功の裏にはただならぬ努力の汗と涙があったわけですね。
職員さんだけでなく、彼らのボス、県知事もお見事な人柄!
そういや新喜劇出てたなあ。そりゃ教え子からしたらあんな茶番でコケてほしくないだろうなあ、と(笑)
欲を言うならば、くまモンの生みの親である小山薫堂さんとデザイン担当の水野さんの章もあれば、より一層深く「くまモンの秘密」を味わえたかな。ま、これは欲張りすぎだけど。 -
名産品を模したものや地元の歴史・建造物に由来したものなど、
さまざまなゆるキャラが毎年登場していますが、
その中でも空前のブームを作っているのが「くまモン」。
その人気をどうやって築いてきたかが書かれている一冊です。
『平成二十二年「くまもとサプライズ」キャラクターとして登場したくまモン。商品売上げは一年で二九三億円、熊本のブランド価値向上への貢献は計り知れない。ゆるキャラ・くまモンを「売るキャラ」に育て上げたのは、PRもキャラクタービジネスも経験ゼロの、しがない地方公務員集団・チームくまモン。くまモン失踪事件などの物語戦略、利用料フリーで経済を活性化させる楽市楽座戦略等々、公務員の常識を打ち破る自由な活動を展開し、自治体史上例のない成功を遂げた奇跡のプロジェクトの全貌。』
(「BOOK」データベースより)”
くまモンの生み親は小山薫堂さん。
放送作家、脚本家、企業のプランディングアドバイザーなど多方面で活躍している小山さんは、
熊本県の天草出身ということで「くまもとサプライズ」の企画依頼を受けます。
「くまもとサプライズ」は熊本県を各地にアピールするという県庁の企画で、
九州新幹線開通を前にして「観光客が熊本を素通りするのでは」という懸念の元、
県外、特に大阪からの観光客誘致を狙って始まった取り組みです。
くまモンの誕生から大阪で繰り広げられる様々な戦略、
大阪とは別に地元熊本で繰り広げられるイベントなど、
くまモン人気が出るまでの県庁メンバーの活動が書かれています。
ビジネス本ながら面白おかしく書かれている部分もありますので、
読み進めるにはサラッと読んでいける一冊です。
逆に、発生した出来事やイベントが時系列に書かれているため、
ビジネスやアイデア創出の参考書として読む場合には少々読みにくいかもしれません。
それでも熊本県知事の考え方や行動、
県庁メンバーの創意工夫やチャレンジ精神など、
「何かを始めるために必要なこと」がたくさん書かれた一冊です。
読んでいてとても参考になりましたし元気が出ました。 -
くまモンのことやくまもとのいいところなどが色々しれてとってもいいです