理系あるある (幻冬舎新書)

著者 :
  • 幻冬舎
3.20
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本棚登録 : 201
感想 : 35
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  • Amazon.co.jp ・本 (195ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344983465

作品紹介・あらすじ

「ナンバープレートの4桁が素数だと嬉しくなる」「花火を見れば炎色反応について語りだす」「揺れを感じると震源までの距離を計算し始める」「液体窒素でバナナを凍らせる」…。本書では理系の人なら身に覚えのある(そして文系の人は不可解な顔をする)「あるある」な行動や習性を蒐集し、その背後の科学的論理をやさしく解説。ベッセル関数、ポアソン確率、ガウス分布、ダーク・マターなど科学の知識が身につき、謎多き理系の人々への親しみが増す一冊。

感想・レビュー・書評

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  • タイトルどおり。
    ■共感できたもの
    素数に反応する、測定誤差(というか有効数字)が気になる、花火を見ると炎色反応を思い出す、TeX使い、サイレンを聞くとドップラー効果を思い出す
    ■どうかなってもの
    キムワイプネタにいまいちのれない、旋盤ボール盤使いこなせない、白衣着る?、研究室に寝袋は普通なのか?

  • 理系の人にありがちな、振る舞いを紹介。
    でも「理系」と言っても色々な分野があるので、全部には「あるある!」とは思えませんでしたが、
    ドップラー効果、共洗い、キムワイプ、花火
    などは、共感してしまいました。

    4つの数字を四則演算で、10にするというのもわかります。
    子どもの頃通っていたそろばん塾で「クリプト」というカードで10にする
    ゲームをやってました。
    でもそのときは、括弧を使った計算は禁止でした。
    なんと、べき乗、べき乗根もありだとは!
    つい、車のナンバーとかでやってしまいます。

    他に私の周りの化学系あるあるは
    ・お酒を注ぐときラベルは上向きに。
     瓶にベッタリ手をつけず、なんとはなしに手の平は瓶から離している。
    ・コーヒーミルクをスプーンに沿わして注ぐ
    ・臭いをかぐときは、鼻を近づけず、手で仰いで臭いだけ、鼻元に集める
    ・滞っている箇所・人のことを、つい「律速(律速段階の略)」と言ってしまうが、化学用語らしく、化学系の人に理解されない

  • あるある。こういうの。
    いくつかはあてはまった。

  • おもしれえ(笑

    文系なのだが、ちょっと理系も好きなので。

    ちなみに、法学部生は、ボケとツッコミに、やったら法律用語が出て来ました。飲み席で。

    教授の口癖が、「教授侮辱罪で死刑」だったしな。

  • クルマのナンバープレートなどを四則演算で10にすることに執着する。確かに。そうかもしれませんね。後半は少し著者の本業である天文学に傾いていくので、タイトル、話題としてキャッチーな部分は、上手に配置されていると思います。うんうん、そうなんだよね。そんな感じだよねっての半分。へー、そうなんだねと知識になること半分って感じでした。

  •  新型コロナウィルス禍の影響で長期間にわたっていつも行く図書館が業務内容を縮小しているので、新しい本を借りることができません。ということで、取り出してきたのが、かなり以前にダウンロードして“積ん読”状態だったこの電子書籍です。
     はるか昔の高校時代は、国語や英語などよりも数学や理科の方が得意な「変な文系学生」だった私ですが、さて、どの程度この本に“共感”できたでしょうか。
     結論から言えば、「確かにそういうこともありそうだけど、でもあまりインパクトはないねぇ」という感想でした。

  • 本書のテーマについて、いろんな定義付けができて面白いと思うが、個人的には頭使うのが好きな人たちとも言えるかなって思った

  • 数学・実験室・日常生活・天文・誤解あるある。3シグマの変なやつ。キムワイプで洟をかむ。酒のコップを共洗いする。世間が騒ぐ天文イベントに弱い。リケジョと呼ばれてイラっとくる。研究室に寝袋がある。

    よくこんなに集めましたね。えらい。ネットで募集したらもっと集まるかも。

  • まあそれほど

  • 実験といえば計算機関係が殆どだったので,実験関係だけがイマイチぴんとこない。

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著者プロフィール

1967年、東京都生まれ。
東京大学理学部物理学科卒業。博士(理学)。
専門は宇宙物理学と観測装置開発。
理化学研究所、NASAゴダード宇宙飛行センター、東京工業大学、早稲田大学などの研究員を経て国際基督教大学ほかで教鞭を執るかたわら、科学のおもしろさを一般に広く伝える著作活動を展開している。
著書:『宇宙はどこまでわかっているのか』 『言ってはいけない宇宙論 物理学7大タブー』(幻冬舎新書)、『身のまわりの科学の法則』 (中経の文庫)、『科学者はなぜウソをつくのか ―捏造と撤回の科学史』(dZERO)、『知れば知るほど面白い宇宙の謎』(三笠書房)、『物理学、まだこんなに謎がある』『科学者たちはなにを考えてきたか』『科学の世界のスケール感をつかむ』(ベレ出版)など多数。

「2020年 『宇宙の謎に迫れ!探査機・観測機器61』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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