だから、あの人は嫌われる 対人関係がうまくいかない人の解決策 (幻冬舎新書)

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344986251

作品紹介・あらすじ

「頼み事がうまくいかない」「心を開いてもらえない」など、「自分が嫌われている」と思った経験は誰にでもあるだろう。自分も知らないうちに無神経な言動をして誰かを傷つけていないか、一度振り返ってみることは有用である。そこで本書では、メールで相談に乗ってもらったのに「なるほど」だけの返信をする人や、独りよがりの励ましをする人、エレベーターでわざわざ操作パネルから遠いところに立つ人など「嫌われる人」の言動を詳細に挙げ、そういう人をどう扱うか、そして周囲から「必要とされる人」になるためにはどうすべきか、その考え方や手法を具体的に解説。

感想・レビュー・書評

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  • ●自分からお願いをしてアドバイスをもらったのに、「なるほどね」「了解です」などと、お礼ではないことを伝えている人や、頼み事をしといてOKと上から目線でメールやSNSで返信をする人たち。
    まず、ありがとうという言葉を。
    ●世の中を見渡してみると、自分をよく見せたり、人から好かれたいと言うことが優先され、相手に不快な思いをさせていないだろうか、と慎重になる姿勢を忘れている人が増えていることを感じます。
    ●悩みを抱えた人を励ましたい時、相手の言葉にじっくりと耳を傾けてあげられる姿勢を貫けたら、相手はそんなあなたの思いやりから「自分には応援してくれる人がいる」と実感できるのではないでしょうか。残念ながら、アドバイスや励ましの言葉は、それを言っている人の自己満足であることがほとんどです。
    ●名前を覚えない、名前を間違える、約束を果たさない、時間や約束を軽く扱う、アイコンタクトを取らない、話を真剣に聞かない、話を遮る、求められていない自分の話しかせず、自慢話や口や批判が多いなど、客観性のない人。自分がしてもらったことを忘れて、お礼をお返しをする習慣がない。
    ●最高の聞き手になるためにをすること。相手の話を丁寧に聞き、理解しながら、その内容を深く知るために必要な質問をすることです。 
    ●嫌いな人でも認めるところを認める。客観性を持って相手や自分の状況を観察し、冷静に対処できるように。嫌悪感ではなく「嫉妬心」を覚えることもあるので、その場合にはそれをバネにして自分も努力すればいい。自分の成長につながる。
    ●なぜあの人と話すことが苦痛なのか? をピンポイントで突き止める。
    ●嫌いな人との会話ほど、相手の話を聞くことに徹したほうが、神経をすり減らして言葉を選ぶ労力を削減できて余裕が生まれる。
    ●感謝の気持ちは、実際に「書く」か「言う」かをしない限り、相手に届く事はありません。誰かとアポイント取った後は、直近の過去に遡り、その相手に口頭でお礼を伝えるべきことを事前に見つけ、手帳に書き込んでいる。

  • 学ぶことが多かった。

  • 御母堂が素晴らしい。

  • 時々、自分の行動を振り返ってみないといけない。感謝の気持ちを表す。

  • 言葉を使うときは思いつくままでなく、気をつけて使うことの大事さをあらためて気付かせてもらいました。必要な人になれるよう普段から気を付けようと思いました。

  • 自分軸を大事にしたい人にはシンドイ内容かと思いました。

  • 2021/07/28
    相手を思いやって会話をして行くことはとっても大事だし、人間関係はそもそもコミュニケーションから生まれるものだから、そこからうまくいかないと元も子もない。自分の行動や言動は大丈夫かな?そういえばあの時のこれは気になるな、まずかったかな、と自分を見直す良い機会になったと思います。
    仕事においても、仕事のやり辛さの根本はその人とのコミュニケーションや関係性がうまくいっていないからだと自分も考えているので、その部分に関することはとても参考になりました。
    全体的に著者が感じたことや経験を主体に内容が書かれていますが、どうも「印象」だけで終わっているような気がするので、個人的にはデータを提示してそれに基づいて論じて貰うとより納得できたのかなと思います。
    また、「印象」や「感じ方」主体で論が展開されていくのですが、サブタイトルからは「そこまで難癖つけなくても」と思うものもあり、この人が姑だったら大変そうだなって思いました。

  • 「そのひとこと」があるかないかで全然違うのになあ、と思うことがある。空気を読めてナンボのこの国で、「その言葉、こう思われるかもしれないよ」と知っておくのは損ではないと思う。ただ、この本に書かれている「私ならこう言います」「こう言ってみるといいかもしれません」に続く例文がかえって失礼なものであったり、「その言い方はないわ」と思わせるものもあり、著者の価値観が色濃く反映され過ぎだなあという印象を受けた。

  • 東2法経図・6F開架:B1/11/623/K

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著者プロフィール

1976年生まれ。埼玉県出身。イメージコンサルタント。日本行動分析学会会員。短大卒業後、ANA(全日本空輸株式会社)で客室乗務員として勤務。その後、証券会社や人材コンサルティング会社を経てプレゼンテーションやコミュニケーションを専門とするコンサルタントとして2002年にDC&ICを設立。「体感して学ぶ」というオリジナルのメソッドでビジネスパーソンや企業向け研修や講演活動を実施。現在は早稲田大学人間科学部(通信教育課程)3年に在籍し、人間の認知や学習、行動やコミュニケーションのスタイルを学び、研究している。

「2022年 『チャンスも幸せも手に入れている人の やわらかい「品」の見せ方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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