田中角栄名言集 仕事と人生の極意 (幻冬舎新書)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 73
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344986817

作品紹介・あらすじ

「タイなんか奴らは毎日食ってる。イワシにしろ。あれの焼き立てが、いま一番うまいんだ」と、実母の葬儀ではイワシをふるまい、参列者を喜ばせる。「ワシは決断したら一瀉千里だ。実行に手間取っていると、決断に対する異論が出てくる。細心の準備でかかるから、異論はゼロだ」と、「日本列島改造」を成し遂げる。豊かな発想力、類いまれな決断力と実行力、あらゆる人を魅了した人心掌握術等、田中角栄の「凄さ」を伝える名言を、人間味溢れるエピソードとともに紹介。厳しい時代に光を放つ、天才の言葉の数々。

感想・レビュー・書評

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  • ロッキード事件以降の落ちた田中角栄しかリアルタイムでは知らないので、上り坂、絶頂期の田中角栄の発言、エピソードは新鮮だ。

    政治家は兎角悪く言われやすい職業だが、政治家を目指す時点で、公共心は高いのだろうし、海千山千の世界で生き残り、権力を維持している時点で、人としての魅力、能力は、一般人とは異次元なのだろうなあ、と思った。

    田中角栄のような凄みのある人が、再び現れてくれることを期待してしまう。今、市井に埋もれている未来の角栄、出でよ。

  • 東2法経図・6F開架:B1/11/679/K

  • 在り来たりの読書(^^)

  • 持ち上げすぎ感が否めない。

  • p84 君の話は分かった。しかし、人間は木の股からうまれてくるものではない。人には歴史がある。簡単に削減とはいかん

    p88 一流の人物はひけらかすことがない

    p101 踏まれても踏まれてもついて行きます下駄の雪

    p114 よく考え抜かれたことは、極めて明晰な表現をとるものだ

    p122 最も過酷な批判者に目をつぶり、邁進できる者だけが、リーダー、上司の有資格者だ

    p158 進ム時ハ人マカセ。退ク時ハ自ラ決セヨ 河井継之助

    p162 世の中は常に白と黒ばかりではない。真理は常に中間にありだ

    p184 亡くなって本葬まで1週間、供花が枯れては遺族もつらかろうと、途中でまた遺族に新しい花を届けさせた

    p208 下3日にして上を知り、上三年にして下を知る

    p235 大出世を目指すなら下の面倒をみることだ。小さな出世で良ければ上にお世辞を使えばいい 鈴木宗男
    人生は思い通りにはいかない。挫折や失望は誰しも味わうし、どこにでもある。そこで諦めてはいけない。生きていればいいこともあるし、逆転もある

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著者プロフィール

小林吉弥(こばやしきちや)
政治評論家。一九四一年、東京都に生まれる。早稲田大学第一商学部卒業。的確な政局・選挙情勢分析、歴代実力政治家のリーダーシップ論には定評がある。執筆、講演、テレビ出演などで活動する。著書に、『田中角栄 上司の心得』(幻冬舎)、『高度経済成長に挑んだ男たち』(ビジネス社)、『宰相と怪妻・猛妻・女傑の戦後史』(だいわ文庫)、『アホな総理、スゴい総理』(講談社+α文庫)、『21世紀リーダー候補の真贋』(読売新聞社)などがある。

「2023年 『田中角栄名言集 仕事と人生の極意』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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