ファシリテーター甦る組織

著者 :
  • 幻冬舎メディアコンサルティング
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344996670

感想・レビュー・書評

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  •  この手の本には弱い。ビジネスを学ぶというより、ストーリーが気になってしまう。
     本書は、(株)ピープルフォーカス・コンサルティングという会社を元に描かれたビジネス小説。
     ファシリテーションを学ぶには、他に適した教科書があると思うが、組織変革の閉塞感やそれに立ち向かう変革者などの心の動きがよく描かれていて、読んで元気が湧いてくる。
     絶版になってしまっているようだが、中古はまだ手に入る。

    [more]
    内容(「BOOK」データベースより)
    「組織の壁は、心の壁がつくるんだよ!」どうしようもないやらされ感と閉塞感に悩まされるアパレルメーカー。
    合併により文化がぶつかり合う老舗百貨店、次世代のリーダーが育たないエリート造船会社、理想と現実の狭間に揺れる難民支援団体のNPO…。
    あらゆる問題を抱える組織・人間が、ファシリテーターと出会うことで少しずつ壁を打ち破り、鮮やかに「変革」「再生」していく様子を描いた、感動のハーフフィクション。

  • 組織開発に関するハーフフィクション。

    ファシリテーションとか、かっこ良いことを言っても、既存の組織のなかでそれを行うことはとても難しい。組織によっては、会議を活性化すること、例えば、会議の議論をホワイトボードに記録していくという第一歩を踏み出すことすら、難しいくらいなのだ。まして、組織全体を活性化させていく、風土を変えていくということになると道は限りなく遠い。

    という現実が、生々しい感覚、温度感をもって、描かれていて、そのなかでも組織を変えようとする人たちの思いが感動的である。

    個人的には、組織の一部で始まった動きがどうやって全体に広がるか、トップ層と中間層、そして現場とのディスコミュニケーションをどう解消するか、というのが課題なのだが、それに対するちょっとしたヒントもあった。(万能の解決策はないわけだけど)

  • 組織変革のファシリテーションを書いたハーフフィクション。ノンフィクション系作家が、ファシリテーション型の組織開発のプロである「ピープルフォーカス・コンサルティング」社を取材して書いた...らしいですが未だ読み切れてません。

  • 2014/08/05
    久しぶりに当たり引いた!
    こういう、ニュートラルでいて時に熱いのがいいなぁ!

  • 企業の再生を物語形式で解決するファシリテーションの紹介本。当該企業内のキーマンと社外ファシリテーターたちが、壁にぶつかりながらも解決する。1冊の中でファシリテーションとフレームワークの紹介を完結させるため、メインの物語を進めつつも他の短いの物語が納められており、本当のツボのようなものがショートカットされている感もある。

  • 組織を変革しなければいけない。しかし人同士の心の壁が強烈にそれを阻む。そんな状態で活躍できるのがファシリテーターという職業なんだと知った。ものすごいやりがいを感じそうだけどものすごくやりたくない職業ではある。

  • 心の壁ですよ。小説形式で面白い。

  • 組織変革ファシリテーションを題材としたノンフィクション系。
    「ザ・ファシリテーター」同様で、小説形式で読みやすい。
    また、実在する団体をモデルとしてつくられているため、泥臭いところが好印象だった。

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著者プロフィール

一九五四年、富山県生まれ。立教大学法学部卒。新聞コラムニスト助手、週刊誌記者、写真週刊誌記者、テレビ報道番組記者などをへてフリー。環境ジャーナリストの会理事。日本野鳥の会評議員。xx2o-aszk@asahi-net.or.jp

「2000年 『こんなモノなしで、暮らしたい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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