先生と生徒の心をつなぐNLP理論 子どもの夢を育むために

著者 : 堀井恵

• 三修社 (2008年10月28日発売)

感想・レビュー・書評

[astro-happyさんの感想 · 2011年11月21日]

数あるＮＬＰ関連書籍の中でも、「教育」に特化した一冊です。

ＮＬＰの基本スキルから、教育現場でのＮＬＰ活用方法まで、すぐに実践できるスキルが具体的に書かれています。前半部分は、ＮＬＰ理論が基本、応用、実践編と幅広く解かれ、ＮＬＰを学ぶのが初めての方にもわかりやすい内容です。

ＮＬＰはエクササイズの中にも専門用語が出てきてわかり辛いなぁと思うところもあるのですが、本書は「こども」にスポットを当てているだけあって、子供にもわかりやすい言葉がけを意識してエクササイズのガイドラインが作られています。
（例えばアウトカムチェックシートは大人バージョンと子供バージョンの２種類作られています。）
それらエクササイズを実際の教育現場でどう活かしたかの事例も紹介されているので、よりイメージがわきやすいと思います。

また、子供に対する言葉がけだけでなく、先生自身が「どんな教師になりたいか」を見出すためのスキルも多く盛り込まれています。
「自分がなぜ教師になったのか」を再確認しアウトカム（目的、望ましい状態）を見始めることで、新たな気持ちで子どもたちに向き合えますね。

先生だけでなく、子育て中のお母さんお父さんなど、子供に関わる全ての方に応用して使ってもらえる一冊。
ＮＬＰのスキルを取り入れた教育で、子供たちがどんな未来を描いていくのかなぁと、読んでいてワクワクしました！私も早速意識して取り入れます！