社会学大図鑑

  • 三省堂
3.42
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本棚登録 : 203
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784385162379

作品紹介・あらすじ

コントからマルクス、ウェーバーを経てフーコー、バトラーまで社会学の成り立ちを概観したうえで、社会の不平等、都市と共同体、グローバル化、文化、消費と労働、制度、家族、セクシュアリティなどのテーマについて、豊富な図解と引用を用いて詳説。初めて社会学を学ぶ人に最適の一冊。大学受験の評論や小論文対策にも。

感想・レビュー・書評

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  • 社会学ってどういう学問なのか、正直素人にはさっぱり分かりません。そんな素人でもさらっと読める平易な文章と図解になっています。なんとなく眺めてみて、興味あるトピックの本をさらに読んでいくというような、ガイドブック的な使い方に最適です。

  • 参考図書の種類は図鑑。
    様々な社会学のテーマについて図解や引用によって詳説している。
    初めて社会学を学ぶ人を主な対象読者としている。
    南山大学に所蔵あり。

  • わかりやすっ

  • ふむ

  • 構想と編集とが素晴らしい

    ちょっと隅から隅まで読むには大変なので、一旦は冒頭読んで全体の構成をパラパラ眺めたくらい

    ひとつのテーマについて年表がひとつある

    これはなかなか素晴らしい

    同じシリーズの科学大図鑑や、世界文学大図鑑などは、ひとつの年表があって、それを分けて章立てになっているが、それとは違って、章立てにあわせて年表がある
    だから、パラレルな年表がある

    面白い編集だなー参考になった

  • 高等教育論や教育社会学に関心を持ち過ごしていると、社会学の理論が前提となり議論が進む場面が少なくない。例えば、ウェーバーの官僚制組織論やブルデューの文化資本論は、その都度必要に応じて確認している。こうした巨匠たちがどのような流れでどの位置に在るか、大胆に図示したのが本書の大きな特徴といえる。飲水思源でこの図鑑を「見る」のも比較的余裕があるときは有用だろう。

    この社会学が体系化される過程では、生物学や経済学からアプローチされた事実も興味深い。私たちが当然のように研究活動で用いている事例研究や統計に基づく経験的証拠を重視したのは、デュルケームとのことだ。ジェンダーはいわばオリジナルのない模倣であり、生物学でなく文化で決まると喝破したのはジェディス・バトラーでだった。バウマンによる「ソリッド・モダニティ」「リキッド・モダニティ」の考え方も欠かせない。モダニティ(近代社会)には二つの段階があり、最初のソリッド(固体的)な近代とは、個人が「地域」「家族」「会社」などの中間的共同体に覆われていた時代に、個人が、共同体に結びついた固体のような社会を表している。他方、現代のようなリキッド(液状)な社会とは、個人がバラバラに動き回る液体のような社会を意味している。雇用や大学制度等、諸制度の改訂を試みる上で、この概念は有益な枠組みと思えた。

  • 社会学全体の見取り図を、とことん簡潔に、しかし流れと論理の骨子がわかるように、とてもうまく編集してあると感じた。

  • 361||Th

  • 東2法経図・6F開架 361A/Th8s//K

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