湖のメルヘン

著者 : 辻信太郎

• サンリオ (2008年9月1日発売)

感想・レビュー・書評

[春野ことりさんの感想 · 2012年1月5日]

切なく心に沁みいるきれいなラブストーリー。
レザークラフトの繊細な人物表現がよりいっそう
あまく優しく仕上げています。
こどもの読む絵本ではなく大人向きの恋愛小説ですが、
題名のようにメルヘンな雰囲気にひたれる一冊です。

[hosoronさんの感想 · 2009年1月23日]

書籍広告で、とても興味を持ち、図書館に予約を入れて読んだ本。
わが町の図書館にはなく、隣町の図書館から転送してくれて、ようやく手元に届いた本。
レーザーカッティングされた、グリーティングカードのような装丁で、非常に美しい本。
が、肝心のストーリーは、、。これをメルヘンというのだろうか？うーん。

この本は、走馬灯のようにめぐる若かりし日の甘酸っぱい思ひ出などをおとぎ話ちっくに書いたらどうだろうか、と、
マホガニーの机にて万年筆にてしたためてみんとす、というようなものであろうか。

装丁の美しさや2800円という定価やらを足したり、引いたりして、☆３つ。

著者プロフィール

1959年熊本市生まれ。
国立熊本電波高専中退。熊本商科大学卒業。
現在、熊本市役所職員。人間学研究会会員。
著書に『スコール！ デンマーク　塔のある風景』（石風社）

「2020年 『デューラーと共に ネーデルラント旅日記』 で使われていた紹介文から引用しています。」