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- Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
- / ISBN・EAN: 9784389410834
作品紹介・あらすじ
原子論と連続論とは、それぞれエピクロスとストアの自然学の根拠であった。しかし、アレクサンドロスの死亡にはじまるヘレニズム時代にあっては、彼らの主要関心は倫理学に向けられていた。エピクロスは、「かくれて生きる」ことを柱に、身体の無苦と精神の平静を説いた。ストアは、大自然の演出するドラマを理解し、それに参画して生きることを柱に、脱感情を説いた。この倫理的関心の方向の相違はそのまま知識論、とくに感情論の相違につながった。本書では、第1編の生涯論で、思想家の生涯を交友関係や、エピソードなどにもふれて、興味深く克明に記述、第2編では、その主要著書を選択して、概説とその中心となる思想を、わかりやすく紹介してあります。