人と思想 82 ドストエフスキィ

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  • 清水書院
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784389420826

作品紹介・あらすじ

日本の近代文学と思惟に巨大な影を投げかけてきたドストエフスキイの文学は,日本ばかりでなく,ヨーロッパ・ソ連で広く読者を獲得している。それはなぜだろう。一九世紀以後の世界の思潮を貫く大きなテーマに反応したためか,これまで彼の文学は抽象的,観念的に受け取られがちであった。本書では彼の創作活動を,ロシアとヨーロッパの文学史,思想の流れの中に置き直して,作品の成立の事情を明らかにしようとしている。さらに作品の内部世界に分け入って,この作家の思想像を取り出し,現代の私たちにとっての意味を考えようとした。

著者プロフィール

1948年生まれ。早稲田大学名誉教授。専攻、ロシア文学、比較文学、異文化コミュニケーション論。著書に、『ドストエフスキイ・言葉の生命』(群像社、2003)、『ドストエフスキイと日本文化――漱石・春樹、そして伊坂幸太郎まで』(教育評論社、2011)、『スラヴャンスキイ・バザアル――ロシアの文学・演劇・歴史』(共編著、水声社、2020)などが、訳書に、ドストエフスキー『やさしい女・白夜』(講談社、2010)などがある。

「2021年 『ドストエフスキーとの対話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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