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- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784389440329
感想・レビュー・書評
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1984年発行の本なので、そのつもりで読む本です。とはいえ、沖縄(琉球)の苦闘の歴史を知るためには大いに役立つでしょう。それを伊波普猷という人物を通して理解することは今日の日本人なら十分可能だと思います。
著者達は、沖縄(琉球)の中で偉大な先駆者伊波普猷を乗り越えねばならなかった、という苦汁の立場も理解できるのですが、その批判的検討の視点、立脚点も今日では様々な立場があり得るように思え、それを考えていくのは誰の仕事なのか、考えれば考えるほど私自身も混迷するばかりです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「沖縄学」というものに興味があって。まずはその「父」の本からと読み始めたけど難しくて。まだまだ勉強が必要だと痛感して。という本。
今じゃ当たり前の日琉同祖論から、琉球処分、そして沖縄線を経て講和。伊波が目指したのは沖縄人の民族的自覚。
伊波の唱えた”沖縄学”の成果とその批判も。まだ一端だが、その一端が見えた、ということで、とりあえずこの本ありがとうという事にする。探求は続く…。とりあえず今やるべきは、2週間延滞しているこの本を早く図書館返却ポストに投げ込むこと…ありがとう!
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