紙の王国のキララ

  • 主婦と生活社
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  • Amazon.co.jp ・本 (98ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784391143409

作品紹介・あらすじ

文字を使うすべての人へ。

 言葉ってなんだろう。
 平和ってなんだろう。
 読むたびに、あなたの
 世界が変わります。

広島発“平和へのひと筆”プロジェクトに寄せられたたくさんの思いが、ひとつのカタチになりました。本文の文字はこのプロジェクトから生まれた「ピースフォント」で描かれています。

【あらすじ】
山と海に囲まれた町。主人公はその町を見下ろす山に住んでいたおばあさん。名前はハル。そのハルおばあさんが山の村から町へ降りてきた時から物語は始まります。

弟家族と暮らし始めたおばあさんは、テレビで戦争のニュースを見てから次々と不思議なことに遭遇します。電車に乗って見た、かつて町を滅ぼした戦争のような予知夢。そのすべてが謎かけのようで、昔の話や夢の話が混在する中、ハルおばあさんは出会う人や物と一緒に、だんだんと異次元の世界に迷い込むのでした。

そして戦時中爆撃機の爆音の下、今は亡くなったお父さんが語り聞かせてくれたいろいろな物語を思い出します。その中の一つに「紙の国」の話がありました。そこはすべての言葉が文字として記録されていく国。集まってくる意味を持ったたくさんの言葉で人々が平和で楽しく暮らせる国だったのです。

ところがそれを阻もうとする意味管理局という敵対勢力が現れ、言葉をどんどん消していきます。いつしかおばあさんはその戦いに巻き込まれます。すると突然おばあさんは、子供のころ理想だった空想の女の子「キララ」に姿を変えます。

そしてキララという少女が、言葉(文字)を取り戻すために大奮闘が始まりました……

感想・レビュー・書評

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  • ファンタジー。文字が不思議な文字。ピースフォントっていうらしい。

  • 活字が独特。内容も示唆に富んでいた。着物の男性の絵が線が細いのが漫画的。

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