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- Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784391145915
作品紹介・あらすじ
高野山の塔頭寺院のひとつ金剛三昧院の副住職が、「許し」と「いやし」のメッセージを伝えます。
感想・レビュー・書評
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2017.04.02読了。
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金剛三昧院生まれ、中学から山を降り留学。その後、東京で僧侶とは全く別の仕事を経て、30歳で高野山に帰った現役の僧侶による、随筆テイストのガイド。写真が殆ど無ければ、地図も無い読み物。
1972年生まれ、喋り言葉、ゴリゴリでない一般市民の感覚で近い、でも僧侶ならではのネタと知識で、友人から聴いてるような感覚で知れる。
祈りの言葉「ご真言」の紹介に、小さい頃から唱えていた文言は「光明真言」だということを、知らされる。
“人生のあらゆる場面で唱えて下さい”。
あぁ、そうやったのね。一周回って、還って来た心地がする。答え合わせみたい。
装丁は、裏表紙が美しい。ツボる。
苔の斑が緑に吹き出したお堂。両肩から襲われる古き世から息づく緑の金剛三昧院を前に深い息をしたい。
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