中田翔 逃げない心 プロ野球選手という仕事

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  • 主婦と生活社
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784391153712

作品紹介・あらすじ

「このまま消えてしまったら、どんなに楽だろう。けれど――」
プロ野球という華やかな舞台のその裏で、NPB北海道日本ハムファイターズ・中田翔はひとり孤独と向き合いながら、重圧と焦燥、苦悩と葛藤に抗い続けていた――。

これまで、試合はもちろん、メディア取材にも決して見せてこなかった語ってこなかった“プロ野球選手としての本音”を気鋭のノンフィクション作家が描き出す。
誰も知らなかった“四番打者の素顔”に迫る63のダイアローグ。

なかた・しょう……1989年4月22日、広島県生まれ。プロ野球選手。NPB・北海道日本ハムファイターズ所属。大阪桐蔭高校時代に高校通算本塁打記録87本(当時)を打ち立て、“平成の怪物”と呼ばれる。2007年、4球団競合の末にドラフト1位で日ハムに入団。2011年にレギュラーの座を掴むと、2012年からは4番打者としてチームの中心選手に。打点王2度、ゴールデングラブ賞3度、ベストナイン4度を獲得し、2013~2017年には日本代表にも選出されるなど、名実ともに日本を代表するスラッガー。

感想・レビュー・書評

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  • プロ野球の贔屓球団を応援する時、今まで好き勝手なことを言っていた。この本を読んで選手は時に命がけ、常に満身創痍で戦っていることがわかった。これからの観戦で気持ちがガラリと変わる一冊です。

  • 中田翔 逃げない心
    プロ野球選手という仕事
    平山譲 主婦と生活社

    【1章 心】
    ・結果に及ぼす割合:メンタルが6〜7割
    ・プロ野球は無価値ではないし、プロ野球選手は無意味ではない
    ・人は誰だって弱い。涙を流したことがないやつなんて、この世にいない
    ・強そうに見えるやつがいたら、それはただ切りかえが上手なだけ
    ・どれだけ情けなくても、逃げずにいれば、いつか成長できるときがくる

    【2章 技】
    ・ファウルと本塁打は選手本人にとっては紙一重。完璧なファウルもある
    ・球を打つな、バットを振っておけ、それが最高の修正法になる(稲葉)
    ・自身の連続安打より、チームの勝利のために、中田翔は生きている
    ・ホームランだったという結果論で喜ばず、わずか1スイングの完璧さにこだわる
    ・常にボールに鋭い回転をかけることを意識
    ・打点が勝利に直結する記録
    ・守備は受ける球数
    ・暴投になってもいいから、しっかり放る習慣をつけろ

    【3章 体】
    ・シーズンオフは、野球を終えたという肉体の安息ではなく、また野球を始めるための、肉体の緊張に他ならない
    ・10年生き残れる者さえ4割しかいない
    ・とにかく今を頑張るだけ
    ・三振でもいいから、とにかく強く振りなさい(大阪桐蔭:西谷監督)


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  • 完全にファン向けの内容。メンタル。

  • プロ野球選手の中田翔選手に密着し、試合中の心境やグラウンドの外での姿や自身に対する野球への思いなど赤裸々に書いた一冊。

    読んでここまで深く考えてプレイしているのかということを強く感じるとともにチームが勝つための自分の立ち位置や役割を感じてプレイしていることや極度のプレッシャーや怪我で満身創痍になった体で勝つために全力のプレイをしていることを本書の中で何度も感じました。
    女手一つで育ててくれた母や家族への思いやシーズンオフに行う壮絶なトレーニングなど華やかなグラウンドで見せることない中田選手の素顔や努力している一面も知ることができました。
    打撃や守備に対する思いなども知り、一つ一つのプレーも深く考えて行なっていることも感じました。

    年齢や引退に対する中田選手の考えを読んだ時にいかに過酷な中でプレイしているのかということも感じました。

    高校時代まではホームランが注目され、プロでどれだけ量産できるか期待された中田選手が100打点を5度記録し、打点王にも2回輝いていることは本書に書かれているチームを勝たせたいという思いの現れだろうと感じました。
    本書を読んでやんちゃなイメージの強かった中田選手の内面や本心を知ることができ、すごく好感が持て選手としての魅力を感じました。
    本書を読んでこれから先のプレイや活躍が楽しみになりました。

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著者プロフィール

1968年、東京都生まれ。作家。出版社勤務ののち、著述に専念。小説、ノンフィクション、エッセイ、映画脚本、映画評など執筆は多岐に渡り、雑誌や新聞での連載も多数。中でも実話を基にした作品を数多く手掛けており、著作が映画化、ドラマ化もされている。おもな著作に、『ありがとう』『還暦少年』(講談社)、『4アウト』『サッカーボールの音が聞こえる』(新潮社)、『ファイブ』『魂の箱』(幻冬舎)、『灰とダイヤモンド』『最後のスコアブック』(PHP研究所)など。

「2020年 『中田翔 逃げない心 プロ野球選手という仕事』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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