さぁ、悪役令嬢のお仕事を始めましょう 元庶民の私が挑む頭脳戦 (PASH!文庫 Mひ 1-1)
- 主婦と生活社 (2023年4月7日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
- / ISBN・EAN: 9784391159530
作品紹介・あらすじ
妹を、そしてこの世界を救うため
庶民の私、悪役令嬢はじめます。
余命わずかな妹を持つ庶民の少女・澪。
しかし、ある取り引きから澪の人生は一変する。
「わたくしの代わりに悪役令嬢になりなさい。そうしたら貴女の妹を助けてあげる」
財閥御用達の学園に入学し、良心と葛藤しながらも悪役令嬢を演じると決意した澪。
ところが、自分を断罪するはずの雪城財閥の子息・琉煌には、なぜか澪の素性がバレているようで……!?
全てはみんなの幸せのため。泥臭く走り回る澪に、破滅の日は訪れる……のか?
感想・レビュー・書評
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あるところに『澪(みお)』と『雫(しずく)』というたいそう仲の良い姉妹がおりました。ただ、妹の『雫』は難病を患っていて余命幾ばくか。。。
姉の『澪』は『雫』をなんとか助けたいと考えていた。
あるときバイトに向かう途中に日本トップの財閥令嬢『桜坂紫月』を助ける事になる。
その出会いが澪の生活を一変させる
『わたしの代わりに悪役令嬢になりなさい。そうしたら貴方の妹を助けてあげる』
実は、この世界は乙女ゲームを元にした世界だったのです』
『澪』は本当に良い子、頭も良い子
『澪』は本当に悪役令嬢になることが出来るのか?
『雫』は本当に助かることができるのか?
色々今後の先が気になってたまらない本作
イラストレータみすみ先生の絵もジャストマッチ
乙女ゲームの世界をあなたも感じてくださいませ。
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ヒロインの健気さが心を打つ!
ある日、紫月を手助けした澪。紫月に気に入られた澪は、妹を助けてもらうことを条件に、紫月の代わりに悪役令嬢として破滅する道を歩むことに。
必死にゲーム本来の展開に合わせようとするも、端々に現れる澪の性格の良さが仇(?)となり、思い通りに進まないながら、必死で悪役令嬢を演じようとする澪の姿が素晴らしい。
特に、必死になって悪役令嬢の振りをして乃々歌に辛く当たるものの、乃々歌は言葉の意味を好意的に解釈して澪の事をどんどん気に入ってしまう展開は、良かったです。