スタディーズ唯識 (Studies Buddhism)

著者 :
  • 春秋社
2.00
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784393134337

作品紹介・あらすじ

われわれの知っている世界はすべて情報にすぎない。仏教の教えの中で認識を徹底的に追究し潜在意識アーラヤ識にたどりついた唯識思想を、『中辺分別論』をテキストにして根底から説き明かす。

感想・レビュー・書評

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  • 識(意識)が仮に氷山として海面に出ている部分は社会との接点、感覚や交流。その下に無意識がありさらにその下にあるのが阿頼耶識。仏教では死を阿頼耶識と表現する。というのが唯識論だったと思う。
    阿頼耶識で人はつながっており、死してもなお誰かの識にのぼりまた再生(識の浮上)があると言うのは、遺伝子と重なるようでいて興味深い。

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著者プロフィール

1926年東京に生まれる。1950年東京大学文学部哲学科(印度哲学専攻)卒業。駒澤大学助教授、大阪大学助教授、東京大学文学部教授、鶴見大学教授、同学長を歴任。東京大学名誉教授、鶴見大学名誉教授。文学博士。2013年逝去。編著書は、“A Study on the Ratnagotravibh?ga(Uttaratantra)”(IsMEO)、『仏教史概説インド篇』(共著、平楽寺書店)、『仏教の思想11 古仏のまねび〈道元〉』(共著、角川書店)、『如来蔵思想の形成』(春秋社)、『大乗仏典12 如来蔵系経典』(中央公論社)、『仏典講座17 楞伽経』(大蔵出版)、『インド思想史』(共著、東大出版会)、『仏教入門』(東大出版会)、『講座大乗仏教』全10巻(共編、春秋社)、『如来蔵思想』Ⅰ・Ⅱ、『インド思想論』(いずれも法藏館)、『大乗起信論』(共訳、岩波文庫)、『高崎直道著作集』全9巻(春秋社)など。

「1985年 『仏性とは何か』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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