穴と境界: 存在論的探究 (現代哲学への招待 Japanese Philosophers)

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  • 春秋社
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  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784393329078

作品紹介・あらすじ

実体や普遍といった大問題ではなく、穴と境界という、身近にありつつ、存在と無、具象と抽象、物質と非物質、ものとことの間でうごめく奇妙な何かを通して存在の秘密へ読者を誘う野心作。初版刊行後の反響や議論の発展をまとめた追記を増補し、ますます充実。

感想・レビュー・書評

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  • 穴と境界という、在るのかないのか微妙で考えさせられる題材をもとに存在論について考えるための本。正直第1章と附論は苦手で遠慮したいタイプの哲学講義だったのだが、穴と境界についての章は非常に面白く頭を捻るのがとても楽しかった。個人的には穴や境界を作っているのは人間の認識だったり言葉だったりするような気もするのだが、まぁ素人の浅知恵、かな。

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著者プロフィール

1960年、愛知県に生まれる。1983年、東京大学教養学部(科学史科学哲学分科)卒業。1989年、東京大学人文科学研究科博士課程(哲学専攻)単位取得退学。2007-08年、ニューヨーク大学、ダラム大学(いずれも哲学科)客員研究員。現在、埼玉大学大学院人文社会科学研究科教授。専門は形而上学および論理哲学。主な著書に『なぜ私たちは過去へ行けないのか――ほんとうの哲学入門』(哲学書房、2003年)、『もの――現代的実体主義の存在論』(春秋社、2018年)、『論理学の驚き――哲学的論理学入門』(教育評論社、2020年)などがある。

「2023年 『穴と境界 存在論的探究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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