- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784393424629
作品紹介・あらすじ
なぜ鳥は私たちを魅了し続けるのか? 人びとの想像力をかきたて、時と場所をこえて文化や信仰、神話、伝承、文学、芸術などに描かれてきた鳥たち。ハト、スズメ、カラス、インコなど、とりわけ人間と密接な関係にある鳥をめぐる歴史という名の物語。驚きの文化鳥類学。
感想・レビュー・書評
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「ナイチンゲールと詩に書かれているだけで、ロマンチックな気分がする」「カラスが登場するだけで登場人物に悪いことが起こりそうだ」と考えるのは、私だけではないでしょう。
この本は、鳥が好きで、かつ、歴史や文化が好きな人向けの本です。
読んで印象が変わったのはウ。埴輪が作られるほど昔から日本人にとって身近な存在だったそうです。江戸末期から明治の初期ごろの江戸城の外堀には数千羽のウの営巣地があって、『江戸・東京でもっともたくさん見られる鳥はカワウだ』とイギリス人が書き残しているほどたくさんいたことに、びっくりします。
その他、ハト、スズメ、インコ、カナリヤ、ウズラ、ヒバリ、ハクチョウ、トビ、カラスなどが16章にまとめられています。それぞれの鳥の持たれているイメージや生態を詳しく説明し、ギリシャ神話、日本神話からシェイクスピアまで、色々な話と鳥との関わりを絡めてさらに深堀りしています。
物語に出てくる鳥を情景描写の一つとして読むのはもったいない。
読みたい本がまた増えそうです。 -
鳥を読む 細川博昭 春秋社
名前につられて読んでみたが
目の付け所は良いのだけれど
文章が下手すぎて残念
もう一歩掘り下げてくれればと思う -
請求記号 488.04/H 94