激しい懊悩を心底に抱えつつ、ゆるぎなき良心のもとに生きようとした文豪の姿。現代人の辿り着くべき点をも示唆する。
1920年生まれ。哈爾(ハルビン)学院、大同学院卒。大阪大学教授、早稲田大学客員教授などを歴任。 主著:『チェーホフの生涯』(筑摩書房、1966年) 『若きゴーリキー』(筑摩書房、1968年) 『チェーホフの文学』(筑摩書房、1972年) 『ゴーリキーの生涯』(筑摩書房、1973年) 『ツルゲーネフの生涯』(筑摩書房、1977年) 『チェーホフ芸術の世界』(筑摩書房、1980年) 『チェーホフ劇の世界』(筑摩書房、1980年) 『チェーホフへの旅』(筑摩書房、1987年) 『孤愁の文人』(ブーニン)(岩波ブックセンター、1990年) 『観る者と求める者』(武蔵野書房、1993年) 『二葉亭四迷研究』(有精堂、1994年) 『トルストイ 心の旅路』(春秋社、2001年) 「2014年 『わが心のチェーホフ』 で使われていた紹介文から引用しています。」