- Amazon.co.jp ・本 (478ページ)
- / ISBN・EAN: 9784393621639
作品紹介・あらすじ
ロールズはどこにたどり着いたのか?現代政治哲学の復興者ロールズの"正義論"の全貌を解読した力作に『正義の理論』改訂版と最新の著作『諸国民の法』を論じた付章を増補。最新作までを網羅した本邦初の本格的研究。
感想・レビュー・書評
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【メモランダム】
本書のヴァージョン。
・1998年 初版
・2000年 増補新装版 ←ココ。
・2012年 新装版
〈https://booklog.jp/item/1/4393333144〉
・版元の商品ページ(2012年version)
〈https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393333143.html〉
【感想】
・真面目な議論と、不必要な嫌味・著者の思い込みをミルフィーユした本。
例えば、ロールズのユートピアではきっとフリーライダーが雨の後の筍のように生えてくるに違いない、と著者(渡辺)は仰っている(生活保護についての何らかの調査・研究を出すわけでもなく、一文で言い切ってしまっている)。まるで生活保護の不正受給を糾弾するネット住民みたいだ
【目次】
増補版への序
はじめに
引用略号一覧
第1章 ロールズ革命―何が新しいのか?
第2章 『正義の理論』から『政治的リベラリズム』へ―ロールズは転向したのか?
第3章 ロールズ政治哲学の基本構造―何が、どうカント的なのか?
第4章 ロールズとの対話―何が問題とされたのか?
終章 ロールズ正義論の行方
付章1 『正義の理論』改訂版(一九九九年)―回顧的ロールズ論
付章2 『諸国民の法 「公共的理性の観念・再考」とともに』(一九九九年)―R.ローティへの急接近
あとがき
増補版あとがき
参考文献
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