腰痛は<怒り>である 普及版

著者 :
  • 春秋社
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感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784393713440

感想・レビュー・書評

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  • 心理面からアプローチして腰痛を直すという本。がんこな腰痛に悩まされている人は、手術を考える前に一読してみてもいいのではないかと思う。
    最近、癌をストレスの浄化装置と考え始めていたところに、腰痛までもそうなのかと知り、人間の体の奥深さに恐れ入った。

  • 会社の後輩で、事故にあってから腰痛がずっと治らない子がいるので、読んでみた。

    世の中にはびこる腰痛患者に対しての多くのアドバイスは何の意味もない、むしろ症状を悪化させてしまう呪いであることには驚いた。

    腰痛についてなにも知らなかったのだなと痛感した。この先、自分にTMSのような症状が出たとしても、この本を読んで手に入れた正確な情報は、それを速やかに回復へと導いてくれるだろう。

    今日後輩にこの本をプレゼントしようと思う。治れば良いなと切に願う。

  • ヨガの先生に勧められて読んでみました。ちなみに私は5年ほど前に椎間板ヘルニアを煩い、手術 (固定術) を受けました。その後ぎっくり腰のような重い症状はなかったのですが、たまに腰や背中が張ったり痛んだりしていました。

    本書では、腰痛の原因や現状の治療法の問題点から始まって、TMS理論の説明と治療法が解説されています。題名の割には固めの内容でした。

    言ってる内容は理解出来るのですが、いわゆる「無意識」のレベルでの理解には至っていません。もう2,3回は読まないと理解出来ないんだろうなーと思いました。

    腰痛を煩っていて、しかも手術に踏み切ろうか悩んでいる人にとっては一考の価値大有りの内容だと思います。私も手術を決心する前に本書を読んでいたら、間違いなく手術は思いとどまったと思います。

  • 速読。本書に記載例の「ヴードゥー死」「ノーシーボ現象」では、人は「暗示」によって死ぬ。確かに意識が体を支配するとの主張は納得できる。しかしサーノ博士のTMS(痛みを伴う筋肉の生理的変化)では、患者が訴える痛みの原因が「心の緊張」にあると断言するが、短絡的かつ限定的だと感じた。また、「TMSによる痛みの直接の原因は、血流不足によって起こる酸素欠乏なのです(p107)」「①痛み、凝り、圧迫感などは筋肉や神経もしくは腱の中の軽い酸素欠乏によって起きている(p133)」「TMS理論は、痛みの原因は心にあるという立場をとっており、身体を治療するというのはサーの博士にとっては矛盾した行為となるのです(p143)」に至っては考えが偏りすぎている。「怒り」「心」がだけが原因だと決めつけすぎだ。私の側弯症やめまいには、TMS療法は効果がないと判断した。ただ一般的に、「ポジティブな思考」や「心の開放」が症状の回復を促進することは大いに納得できるし、「笑い」はその手段となると思う。意識と痛み等の身体の感覚の関係の解明は、今後の医学の発展を待つ必要があると思った。

  • TMS療法の紹介と解説。

    FOF反応による身体へのダメージとしての「痛み」からの回復としての療法で、怒りの抑圧を痛みの原因の中心に据え、認知の修正によって身体表現としての痛みに対処していく。

    「ストレスが胃にきた」は信じられるが、「ストレスが腰にきた」は「?」となる人のために、前半部分は現愛の腰痛の療法の「意味のなさ」の解説が続く。TMSの解説はおもに後半、腰痛だけではなく体に現れる病気全般についての療法となる。

    いわゆる「頑固さ」がストレートに出てしまうタイプや、テレビの情報番組やネット情報を「盲信」してしまうタイプには向かない気もしないでもない。あと「自分の体のことは自分が一番良く知っている」と信じているタイプにはとくに向かなそうな気もする。

    スタンダードなCBTと違い、CBTから派生したこのような療法は「いまここ」に一瞬たりともとどまれないタイプに向かない療法が多いのが問題な気がしてきた。

  • 12/6/17

    お届け予定日: 2012年6月18日 - 2012年6月20日
    1 "腰痛はである 普及版"
    長谷川 淳史; 単行本; ¥ 660
    在庫あり

  • 心が関係する痛みってあると思う。
    怒りは百害あって一利なし。悪い感情だと思って隠そうとするからこじれて痛みになったりするんだ。
    って前からずっと感じていたので後ろ盾ができた気分。

  • 良書。サーノ博士のヒーリング・バックペインを基礎にした本。

  • 新しい視点で腰痛を読み解いた本です。ここに該当する部分が多々あり、この理論のとりこになり掛けました。ただし、治療の実際でトーンダウン。もう少し簡単にできるものも記載しておいてくれるとよかったのですが。

  • こちらに私の体験を書きました。

    その性格が腰痛を呼ぶ!
    http://ameblo.jp/rimacosmos/entry-12096489669.html

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