名盤鑑定百科 ピアノ曲篇

著者 :
  • 春秋社
3.75
  • (2)
  • (2)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 25
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784393934623

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「名盤鑑定百科シリーズ(全6巻+別巻)」の構成は、シリーズを通して一貫している。それは、読み物としても楽しめる楽曲の解説と、35文字程度の批評文を付したディスクリストという構成である。

    解説は、難解ではなく、しかも味わい深いもので、入門者でも上級者でも楽しめる。ディスクリストも、入門者から上級者までディスク選びの参考になる。したがって、多くのクラシック音楽ファンにお勧めできる内容である。これは名盤鑑定百科シリーズ全てにおいて当てはまることである。

    名盤鑑定百科シリーズ全6作は全て読んだが、このピアノ曲篇はシリーズの中では一番、惹かれるものが少なかった。バロックからロマン派にかけては名曲がほとんどだが、ロマン派より後の時代の曲の魅力が少し落ちる。

    もちろんそれは、私が特にピアノ曲を好んで聴いているという訳ではないこともあってのことだろう。

    世にピアノ曲が好きな人は多い様なので、そのような人たちにお勧めしたい。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

1944年旧満州生まれ。早稲田大学卒業。詩集『獣の痛み』で小野梓文芸賞受賞。音楽評論、詩の分野で活動。明治大学、文教大学講師を歴任。著書『音楽空間』(三一書房)、『名盤鑑定百科 交響曲篇』『名盤鑑定百料 管弦楽曲篇』『名盤鑑定百科 協奏曲篇』『名盤 鑑定百科 室内楽曲篇』『名盤鑑定百科 ピアノ曲篇』『名盤鑑定百科 声楽曲・オペラ篇』『名盤鑑定百科 モーツァルト篇』『名盤鑑定百科 べートーヴェン篇』『名盤鑑定百科 バッハ篇+バロックの作曲家たち』(以上、春秋社)など多数。

「2024年 『交響曲 名盤鑑定百科』 で使われていた紹介文から引用しています。」

吉井亜彦の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×