黄金仮面 新装 (江戸川乱歩文庫)

著者 :
  • 春陽堂書店
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本棚登録 : 119
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784394301158

感想・レビュー・書評

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  •  「ビブリア古書堂の事件手帳」を読んだ影響で読みたくなった本です。
     初めて読む江戸川乱歩の長編本。古いミステリ好きの人は楽しめるのではないでしょうか? 犯人には驚かされますし。
     でも、残念ながら私には合わなかったです。
     特にラストシーン。相思相愛で幸せなはずの、自分から盗まれた(?)不二子さんを、明智小五郎が自分の名誉の為だけに取り返すのは可哀想でした。しかもいきなりの空中ダイブで無理矢理脱出……。無事地上に降りれたとしても、彼女は二重の意味で傷物です。女性という意味の傷物で、身内をだまし敵外国人の味方した人間という意味の傷物でもあります。彼女はあのさき日本で幸せに生きれるのかしら。
     すべての人を幸せにとは言いません。でも不二子さんだけは逃がしてあげて欲しかったです。

  • 舞台を見る前に読みたかったけど読めなくて、今更ながら読了しました。小学生の時に数冊読んだ記憶があるのですがいい具合に忘れていて、大人になってから読んだら子供の頃に読んだのと違った面白さを感じました。案外さらっと読めてびっくり。

  • 久々に明智が読みたいと思い。少年探偵団の文章とおんなじウェイトだな、て感じ。軽かったー。内容としては探偵小説ファン垂涎、て感じ。有名人対有名人。一番色めき立ったのは不二子ちゃんの登場だった。一個もグロい文章なくてちょいと拍子抜け。

  • 正統派というか、王道というか、ザ・明智シリーズといった感じでした。
    犯人は結構びっくりした!

  • とにかくテンポが良く一気に読める。黄金仮面と明智刑事の闘いは見物。

  • 明智小五郎VS黄金仮面。大胆・快活・爽快と三拍子揃ったな展開と、黄金仮面の名悪役振りとで最高に愉しい一作。

  • 明智小五郎が〜素敵すぎる
    ダンディ!ところでいったい彼はどういう出自のひとなんだ
    不二子ちゃんはここからきてるの?

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著者プロフィール

1894(明治27)—1965(昭和40)。三重県名張町出身。本名は平井太郎。
大正から昭和にかけて活躍。主に推理小説を得意とし、日本の探偵小説界に多大な影響を与えた。
あの有名な怪人二十面相や明智小五郎も乱歩が生みだしたキャラクターである。
主な小説に『陰獣』『押絵と旅する男』、評論に『幻影城』などがある。

「2023年 『江戸川乱歩 大活字本シリーズ 全巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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