「教育七五三」の現場から-高校で7割・中学で5割・小学校で3割が落ちこぼれ (祥伝社新書 116)

著者 :
  • 祥伝社
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396111168

作品紹介・あらすじ

今や世界最低の教育水準と家庭環境の中で、子どもたちは学んでいる。急速に進行する学力低下は、朝ごはんを食べない、夜寝ないなどの「生活力」がなくなっているのが原因だ。親からは容易に窺い知れない学校という密室で、今、何が起こっているのか。ジャーナリストの著者は、息子の通う小学校を通して教育現場の諸問題と向き合ってきた。そして全国の学校、教育関係者を訪ね、現場の声を聞いた。学力向上へ向けた各地の取り組みを取材し、希望の芽が育っていることも知った。いまだ失われていない子どもたちの、学びたいという気持ちをどう育てていくか。本書の中には、そのヒントがたっぷりと詰まっている。

感想・レビュー・書評

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  • 2008年刊行。いわゆる学力低下の議論を展開しようとして取材したら、子供たちの生活の不規則ぶり、乱れっぷりに行き着いた。こういう書であろう。個人的には、朝の学習以前に、朝の校庭での遊び、朝食の問題などが指摘されている点が少々目新しいか。悲しいことではあるが、給食が子供の食のセーフティネットになっている点は、努々疎かにしてはならない視点。また、病院・介護施設のようなライフラインに不可欠な一部の産業は別にして、コンビニや外食産業などで深夜営業の必要性がどこまであるかは真剣に検討すべきでは…。

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著者プロフィール

瀧井宏臣
たきいひろおみ
記録作家。1958年東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。
著書に『ダントツ技術』(祥伝社)など。児童向けには、『東京スカイツリーの秘密』『おどろきの東京縄文人』(ともに講談社)などの著書がある。『東京スカイツリーの秘密』は、2015年度より小学校5年生国語の教科書(学校図書)に紹介されている。

「2015年 『東京大空襲を忘れない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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