般若心経入門-276文字が語る人生の知恵 (祥伝社新書183) (祥伝社新書 183)

著者 :
  • 祥伝社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396111830

感想・レビュー・書評

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  • けっして宗教には興味はないけれど、物事の考え方を劇的に変えてくれた貴重な一冊だったので…ニイガタ読書会にて紹介させていただきました。

    この本を読むきっかけとなったのはFM-NIIGATAのGottcha!!という番組です。この番組内で「色即是空」って言ってる言葉にインスピレーションを感じてしまい、たまたま本屋さんにて見つけたこの本を手に取ったのが般若心経との出会いでした。

    …最初に読んだときは、正直、難しくて寝落ちしてしまったのを覚えています。でも、読めば読むほど味が出る、まるでスルメのような本だったので…はまってしまいました。良書です!ぜひ一読を!

  • 年末年始の休みを使って、般若心経入門を読んだ。
    仏教の教え、般若心経、その意味をわかりやすく教えてくれる良書
    宗教は持っていないけど、仏教的な考え、結構好きだ


    「空」というのは、「腹がへったら、何でもうまい」ということ。

    自分が何かを持っていると、喜びがわいてこない。

    無我になると世界は一変する。世の中にあるものは、美しくてもともとだから。

    醜い中にも美しさを、卑しいことにも尊さを、貧しい暮らしにも豊かさを、まずいものにも美味しさを、苦しい時にも楽しさを、発見すること。

    そのためには、こだわらないこころ、とらわれないこころ、つまり空のこころを持つ必要がある。

    何ものにもとらわれない心があれば、世の中に起こる小さな出来事に美しさをみつけ、感動し、幸せになれる。こころが波打ったとしても、すぐにおさめる事が出来る。

    そのことに気づくための知恵が、般若心経

    すべてのものは縁にしたがって起こるものである。縁にしたがって生じるから、縁にしたがって滅びるものである。

    つまり、この世のすべてはつながっていて、一つだということ。だからすべてがあり、すべてがない。それが「空」

    声もなく 香もなく つねにあめつち(天地)は 書かざる経を くりかえしつつ

    禅とは、平気で死んでゆくことだけを教えているのだと思っていたら、この世の中の素晴らしさを発見することで、どのようなときでも精一杯生き抜いて行け、と教えていることがわかった。

    自分が一人で生きている、なんてことはないんだ。
    そんな傲慢なこころは持たないように、身近な人につくすことから実践しよう。

    Happiness is when what you think, what you say, and what you do are in harmony.
    He is the happiest, be he king or peasant, who finds peace in his home.

  • 序文 高田好胤
    序章 般若心経は生きている
    1章 「心」と「こころ」
    2章 人の痛みと自分の痛み
    3章 空しさを見つめる
    4章 生と死
    5章 平凡と非凡
    6章 快楽と煩悩
    7章 恐怖心と平安な心
    8章 迷いと目ざめ
    9章 真実の幸福
    10章 無私の行為
    でした。
    仏教の様々な教え、氏が生きてきて仏の道を歩いてきてであった様々な気づきなど、もういちどしっかり読み直します。

  • これは繰り返し読みたい。宗教ってこうすれば救われますよ!みたいなのを押しつけてるようで何となく遠ざけてたけど、般若心経は悩みとか、苦しみは無くならないんだ、という前提に立ったうえで生き方を見つめる。しばらくおきに繰り返し読んで、身につけたい。

  • わずか276文字という短いお経の般若心経。
    この本を読むまでそんな短いだなんて知らなかった。

    このお経の説くところを、体験談なんかも混じえて、
    わかりやすく解説してくれているのがありがたい。

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著者プロフィール

臨済宗僧侶。2009年101歳で死去。『般若心経入門』他、その著書は100を超える。

「2013年 『つまずくことが多い人ほど、大きなものを掴んで成功している。 日本人への遺言』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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