少女漫画家が猫を飼う理由: 警視庁幽霊係 (ノン・ノベル 834)

著者 : 天野頌子

• 祥伝社 (2007年9月1日発売)

感想・レビュー・書評

[psycheNさんの感想 · 2018年12月31日]

幽霊が見える気が弱く優しい刑事の受難記。今回は短編集、という感じでコンスタントに楽しめた。ヘタレ好きならおすすめです（笑）。自分としては、少女漫画家ではなくて、BLマンガ家だと別の意味で面白かったのではないかと思った。……まあ、タイトルにはしにくいか（笑）。幽霊が怨念抱えているのではなくて、けっこうあっけらかんとしているのがこのシリーズのとても楽しい秘訣だと思います。特に今回は、お盆が……お盆が（笑）。

[kumitaisoさんの感想 · 2014年4月26日]

思いがけず面白かった！シリーズものならいいな。

[shifu0523さんの感想 · 2013年10月7日]

【収録作品】第一話　ハートの指輪に呪いをこめて／第二話　お盆注意報／第三話　少女漫画家が猫を飼う理由

[メリーさん。（或いは）めぇー。さんの感想 · 2012年5月10日]

『恋する死体』と同じシリーズみたいです。
というかどうやら1冊目を読んでないらしい。
道理で設定が分かりにくいところがあるわけだ。
個人的にはこっちの方が好みです。
悲しい結末にもかかわらずほっこりできる話が多かったのは
主人公の不憫さからなのか（笑）。

[kaneaki1104さんの感想 · 2010年9月27日]

柏木くんがまたまた厄介な事件へと巻き込まれる。
今度の相手は殺された人気漫画家！
例にもれず殺されてしまった漫画化に事情聴取をするも、みんなが私を怨んでいたと泣き出す始末。
しかし、アシスタントに聞くとこんなにいい職場はなかったと言われてしまう。
一体何が本当なんだ！
そうして柏木君の胃は痛むのでした。

もう柏木くんが不憫でおかしくてならないｗｗ　
頑張れとしか言えない★
牛乳切れ目が胃の切れ目だ！

[リエ＠六畳和室東向きさんの感想 · 2010年8月13日]

警視庁幽霊係シリーズ３作目、短編集。
お人好し刑事と美少女幽霊、特殊能力を持つ『特殊捜査室』の面々が織りなすライトミステリー。

相変わらずぶっとんだ設定なのにスルリと入ってくる文体で、読む人を問わない仕上がりが好きです。幽霊が出てくるのに、いつも温かい終わり方なのも好み。
中でも『お盆注意報』のドタバタな感じがお気に入り。死後の世界が怖くなくなっちゃいますね。被害者の奥さんの男前っぷりにも惚れました。

[館長さんの感想 · 2010年8月12日]

(収録作品)ハートの指輪に呪いをこめて／お盆注意報／少女漫画家が猫を飼う理由

[永杜さんの感想 · 2009年4月28日]

最初は短編、次は長編。
さて今回は？！　と思ったら短編でした。
相変わらず胃を痛めて大変そうな主人公ですが
今回も胃を痛めるような状態に…ｗ

お盆で帰省した先でさえも事件があるなんて
話の展開としてはよくあるパターンですが
人物が人物なので、ご愁傷様といいたくなります。

前回交わした約束はまだされていないようなので
次回に持ち越し〜なのでしょうか？ｗ

[zx338ccさんの感想 · 2009年4月9日]

「ハートの指輪に呪いをこめて」呪いのこもったアンティークの指輪の話。
「お盆注意報」法事のため実家にもどって祖父の幽霊と新婚のご主人の殺人犯を捜す。「少女漫画家が猫を飼う理由」漫画家を殺したのは実の姉だった。

[tamausaさんの感想 · 2008年2月12日]

警視庁幽霊係シリーズ第3弾。
めくるめく漫画業界と奇怪な人びとに翻弄される捜査陣（笑）
という表題作ほか呪いの指輪事件、死んだ祖父から依頼された事件が読めます。

イラスト / 坂田　靖子
カバーデザイン / 小林　満(ジェニアロイド)

著者プロフィール

らいとすたっふ小説塾をへて、2005年に『警視庁幽霊係』でデビュー。テレビドラマ化もされた『よろず占い処　陰陽屋へようこそ』や、『タマの猫又相談所　花の道は嵐の道』など、数多くの人気シリーズを刊行している。

「2017年 『僕と死神の赤い罪』 で使われていた紹介文から引用しています。」