東京「駅名」の謎 江戸の歴史が見えてくる (祥伝社黄金文庫)

著者 :
  • 祥伝社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396315344

作品紹介・あらすじ

ちょっと目を凝らして「駅」を見てみると、そこには歴史を感じさせるさまざまなものが残されている。また、「駅名」には昔から伝えられてきたその土地の名前がつけられていることが多い。古から伝わる地名が次々と消されていく今、駅名は貴重な文化遺産といえる。本書を手に、ぜひ「江戸」を味わいに出かけてみてほしい。

感想・レビュー・書評

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  • この「東京『駅名』の謎 江戸の歴史が見えてくる」は、東京都内のJR・私鉄等の駅名から歴史を読み解く書籍です。

  • 東京には変な駅名がある。
    例えば「三越前」、同じ路線に「上野広小路」という駅名が存在するが、この駅の副名称は「上野松坂屋前」という。
    確かに駅前に松坂屋は存在するが、ストレートに「松坂屋前」という駅名ではない。
    では何故、「三越前」だけ百貨店の名前で駅前になったか?多分ご存知の方は少ないと思います。
    これには開業時の面白いエピソードがあります。

    その他、手前に言った上野広小路は何故上野広小路と言うのか?
    駅名から江戸の町がわかる?

    などなど、東京によく行く人ならばちょっとは気にする東京の駅の由来がここに詰まっています。

    週末散策や夏休みの課題にこれを持って東京探検をしてみるのも面白いですよ。

  • 東京の駅名について由来やエピソードが書いてあります。
    路線図と地図を片手に読むとなおいっそういいでしょう。
    本文中にこれらがあればすごくいいのに。

  • 23区内の駅名の由来を紹介。
    江戸由来のもの、「谷」「坂」「橋」に由来するもの、人命由来のもの等々。
    地下鉄や山手線に乗っていても東京の地形には鈍感になるばかりですが、川筋や地形に沿って歩いてみると、意外に起伏があり、地名と地形の関係に納得がいくことが多々あります。本著も改めて東京の街の成り立ちを教えてくれる一助になる本ではあります。

  • 資料ID:92111563
    請求記号:
    配置場所:文庫本コーナー

  • 東京各駅を、散策し倒したくなる一冊。
    と、言いたいところだが、ひと駅ごとにページ見開き・地図付き・カラーという企画だったら…なぁ。「とんぼの本」くらいの大きさで。

  • 立ち読み:2011/8/13

    池袋とか日本橋とか、「へ〜」がいっぱい。

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著者プロフィール

1945年、長野県松本市生まれ。地名作家。筑波大学名誉教授(元副学長)。千葉大学助教授を経て筑波大学教授。柳田国男研究で博士(教育学)の学位を取得。筑波大学退職後は自由な地名作家として全国各地を歩き、多数の地名本を出版。主な著書に『京都 地名の由来を歩く』(ベスト新書、2002年)に始まる「地名の由来を歩く」シリーズ全7冊などがある。NHKの「日本人のおなまえ」をはじめ、各種テレビ番組にも出演していたが、2018年2月に体調を崩し、翌19年5月に難病のALS(筋萎縮性側索硬化症)と診断された。しかしそれに負けじと執筆を継続。苦境の中で書き上げた『日本列島 地名の謎を解く』(東京書籍、2021年)は「奇跡の一冊」ともいわれた。

「2023年 『重ね地図でたどる京都1000年の歴史散歩』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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