しつこい疲れは副腎疲労が原因だった ストレスに勝つホルモンのつくりかた (祥伝社黄金文庫)
- 祥伝社 (2013年12月12日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396316273
感想・レビュー・書評
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体調不良で、検査して数値的に大丈夫でも、体調がすぐれなかったり薬を飲んでも治らないなら副腎の不調を疑いましょう。
鬱の治療で改善が見られない人も副腎かもしれません
副腎の本は3冊めですが、本当に勉強になります
どうして食生活、睡眠が大切なのか。カフェインの摂りすぎ、スマホ、ストレスがどうして良くないのか
副腎を整えるために生活を少しずつできることから変えていきたいです詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
副腎疲労という現象についてよくわかった
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とりあえず書いてることをやりまくる。
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ありとあらゆるストレス源に体が対処できるようにするのが、副腎の仕事。
過度の労働や人間関係のストレス、偏った食生活や日常的な飲酒、喫煙、不健康なライフスタイル、重金属、化学薬品や添加物などの影響によって、副腎がぐったりと疲れ、機能が低下してしまう。それにより、副腎から分泌されるホルモンの一つコルチゾールが減り、副腎疲労の症状が出てくる。糖質コルチコイドは、細胞のエネルギー源となるブドウ糖を作り出し、タンパク質の代謝をコントロールする役割がある。
▼副腎の機能が低下すると・・・
・筋肉痛や虫刺されなどの筋肉の炎症がなかなか治らない。
・以前は問題がなかったアレルギー反応がでたり、アレルギーが重症化する。
・脳の中枢神経が影響され、睡眠障害、感情の起伏、忍耐力、思考力、記憶力に障害が起きる。
・肝臓がグリコーゲンをグルコースに変換することが難しくなり、低血糖を引き起こし、甘い食べ物が無償に欲しくなる。
・肝臓にストレスがかかると、体内に毒素が溜まり、朝三時から四時ごろに目が覚めてしまいがち。
・副腎から十分なアルドステロンが分泌されず、ナトリウムが水分とともに腎臓を通り、尿として出て行ってしまうため、体が脱水状態に陥る。塩辛いものが欲しくなるには、このため。
・代謝を司る甲状腺ホルモンの分泌が低下し、ビタミンBが枯渇状態になる。
男性にとっては、副腎は男性ホルモンの第二の生産地、女性ホルモンの唯一の生産地。女性にとっては、女性ホルモンの第二の生産地、男性ホルモンの唯一の生産地。卵巣や精巣の働きが悪くなったときでも、副腎から出る性ホルモンが「女らしさ」「男らしさ」を援護してくれている。副腎の機能が低いと、更年期の症状がひどくなったり、PMSで苦しむことも多くなる。副腎が元気でないと、妊娠も難しい。
コルチゾールは、朝の目覚めを促す役割もあり、通常午前6時ごろから生産量が増える。午前8時ごろまでに生産量がピークを迎え、エネルギーをもっとも必要とする日中の活動期に増える。その後午前11時から午後3時ごろにかけて急速に生産量が減り、それ以降、午前0時前後にかけては、さらに生産量が低くなり、ピーク時の10分の一しか生産されない。その時間帯は、日中の多くのストレスを受けて働いていた副腎を休ませるためにある。
ストレスには三段階ある。(第一段階:警告期)寝つきが悪くなったり、疲れやすくなる。(第二段階:抵抗期)感情の起伏が激しくなったり、落ち込みやすくなる。血圧も上昇したり下降したりコントロールを失いつつある。また、血糖値が高くなり、不眠などの症状を起こりやすくなる。(第三段階)神経や筋肉が衰え、体も衰弱し、うつ症状が現れるのもこの時期。
毒素を排出するのが、改善のポイントで、解毒の要は腸と肝臓。肝臓が他の解毒で手一杯なとき、女性ホルモンであるエストロゲン代謝物が体内に残り、乳がんや子宮がんのリスクを高める。
血糖値を上げる白い食べ物(砂糖・白米・小麦粉)を避け、玄米・ライ麦パン・そばに切り替える。コーヒーの代わりに、ハーブティー。化学物質由来のストレスを減らし、アレルギーを引き起こさないよう、洗剤・歯磨き粉・シャンプーなど無添加のものに変える。このように生活習慣や食習慣をひとつづつ変えていく事で、別人のように健康になれる。副腎の健康は必ず回復する。 -
副腎疲労(アドレナル・ファティーグ)がしつこい疲れの原因をなしている実態を分かり易く説き明かし、処方箋を提示。生活改善の必要性を痛感。